ガンダムW
1741話
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それについては、もう少しで終わるから心配はいらないだろう。
そうなると、問題はこれ以上俺達が関わってもいいのかどうかだ。
純粋にレジスタンスの為を思えば、協力した方がいいのは間違いない。
だが、レジスタンスの方がそれを受け入れるかどうかと言えば……
視線を近くにいたレジスタンスに向けると、そこには何かを期待するような色。
まぁ、向こうにとっては俺が魔法使いである以上、その戦力に期待したいと思ってもおかしくはない。
……実際に、魔法とかで何とか出来るだけの能力を持っているというのも、大きいしな。
「レジスタンスを勝たせて、トレーズ派の戦力を弱めれば、シャドウミラーにとってもいい事だよな?」
「そうね」
何故か笑みを浮かべてそう返事をする綾子。
周囲のレジスタンスは、自分達が生き残れるかもしれないと……いや、寧ろトレーズ派に対して大きなダメージを与えられるかもしれないと、期待の視線を向けてくる。
「まず、このレジスタンスのリーダーを連れてきてくれ。俺達をここに連れてきた奴でいいのか?」
「え? あ、ああ、そうだ。すぐに呼んでくるから待っててくれ!」
そう告げ、レジスタンスの1人が急いで俺の前から走り去る。
他の者達もそれぞれ準備をしており……
「なぁなぁ、兄ちゃん。魔法使いなんだろ? 俺にも敵を倒す手伝いをさせてくれよ」
そんな中、俺に話し掛けてきたのは、先程の子供。
「ここからは遊びじゃないんだ。お前もとっとと自分の村に戻れ。ここにいれば、死ぬぞ」
「待ってくれよ! 俺もこう見えて腕には自信があるんだ。だから、一緒に戦わせてくれよ!」
こっちに言い募ってくる子供だったが、俺は溜息と共に近くにいたレジスタンスの1人に声を掛ける。
「この子供をどうにかしてくれ。このままだと、ここを守る為の準備も出来ない」
「え? あ、こらポズィ! お前また来てたのか! ここは今から戦場になるんだから、早く出ていけ!」
ポズィと呼ばれた子供は、そんな風に叫ぶレジスタンスに連れていかれる。
そしてポズィと入れ替わるように、このレジスタンスを率いている男がやってきた。
「MSが来てるってのはこっちも聞いてるが、それをどうにか出来るんだって?」
「ああ。俺達が協力すればという前提条件が必要だけどな」
どうする? と視線を向けると、それに対して向こうはすぐに頷く。
「それで俺達の勝利に繋がるのなら、ありがたく手助けして貰うさ。……けど、俺達にはシャドウミラーを雇う程の金銭的な余裕はないんだけど、いいのか?」
シャドウミラーを雇うには、相当の金額が必要となる。
いや、金額でなくてもガンダニュウム合金とかので払っても構わないんだが。
だが、
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