暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1740話
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言えば分かりにくいんだろうが……そうだな、超能力とか魔法使いとか、お前達の好きなように判断してくれ」
「いや、超能力? 魔法? ……けど……」

 とてもではないがそんな出鱈目は信じられない。
 そう言いたいのは分かるが、同時に目の前にコンテナがある以上、どうしようもないのは間違いのない事実だ。
 だからこそ、男は言葉に詰まっているのだろう。

「信じる信じないは好きにしてもいい。どうしても信じられないって言うのなら、俺はこのままここで帰っても構わないけどな」

 これは半ば冗談で告げた言葉だ。……まぁ、半ば冗談って事は、半ば本気って事でもあるんだが。
 ともあれ、そんな俺の言葉で我に返ったのか、男は慌てたように首を横に振る。

「いや、まさか。俺は勿論信じるさ。実際に目の前で見せて貰ったんだしな。それでも……その、まだ理解が追いついていないというのが、正直なところだ」
「だろうな」

 これは別に責める用件にはならない。
 魔法とか超能力なんてのは、それこそ物語の中にしか出てこないような代物なのだ。
 それを使えると言われて、はいそうですかと信じられるようなら、寧ろこっちが向こうを怪しむ必要すらある。

「見て分かっただろう。とにかく、補給物資は今のような状況でアクセルが持っている。それでどうする?」
「あー……その、俺達の基地に来てくれ。その倉庫に補給物資を入れて欲しい」
「分かった。……構わないか?」
「どうせなら、頷く前に聞いて欲しかったところだけどな」

 トロワにそう言葉を返しながら、それでも俺は頷きを返す。
 ……にしても、連合軍から渡されたのは、今目の前にあるようなコンテナが結構あったんだが……もし輸送機か何かでここに運んできていたら、こいつらどうやって持っていくつもりだったんだ?
 コンテナは、とてもではないがジープで運べるような代物ではない。
 考えられるとすれば、コンテナの中身をジープに移し替えて運ぶって事か。
 コンテナはここに捨てておいて。
 まぁ、コンテナのようなでかいのをアジトに持って帰っても、使い道に困るしな。
 設備があれば、溶かして金属として再利用とか出来そうだが……レジスタンスにそんな施設を期待するのは無謀だろう。
 盾代わりとしては……MSとかがいれば使えるか?
 いや、MSがいれば、寧ろコンテナの中に爆薬で満載して手榴弾とかそういう風に使うか。
 それとも、そこら中にある砂を入れて純粋に質量弾として使うとか?
 ……レジスタンスの場合、懐具合も考えると砂を中に入れて投擲した方がいいような気がするな。
 いや、この場合は周囲は荒野だし、土とか石か?

「おい、乗ってくれ! すぐに案内する。アジトの奴等、全員驚くぞ!」

 そう言われ、俺と綾子
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