輪廻転生と神様転生等についての考察
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そう云った事からも、「転生」と云うからには「魂」が必要だろう。
そして其の名前から「神様」と云う存在や其れに似た存在やシステムが必要だ。
「転生」先の世界もまた必要不可欠だろう。
輪廻転生について
色々と考える前に、先ずは「輪廻転生」――「転生輪廻」について考えて行きたいと思う。
「輪廻転生」とは、「死んであの世に還った魂が、此の世に何度も生まれ変わって来る」と云うモノだ。
「信心」と「業」――「カルマ」の応報に因って、グルグルと回転する車輪の様に、部族や親族等の同族内、若しくは他の動植物へと「転生」する。
本来「輪廻転生」と云うモノは「苦」なモノで在るが、其処から抜け出す為に「成長」し、「悟り」を得、「菩薩」と成り、「仏」と成り、「神」と成る為のモノだ。
「輪廻転生」を繰り返す間に、「魂」は「成長」し続け、件の「領域」に迄到達する。筈成のだ。
そんな「成長」をする「魂」だが、生命の在る間に悪い事をすれば当然「悪い状態や情報」――「悪性情報」が蓄積し、目的の「領域」から遠退かってしまう。
其れを回避する為の救済処置として「地獄」と云うモノが在るのだろう。
魂の構造と肉体との繋がり
では「神様転生」に必要不可欠な「魂」について少しばかり考えて行きたいと思う。
我々が先ず認識出来るモノの1つで在る肉体――身体は勿論だが、其れとは別に精神や感情等も身体を持つとされ、其れ等を纏めて「魂」や「霊魂」、「魂魄」等と言う。
其れ等「魂」は、肉体から離れて行動する事が出来、死後も存在する事が可能な非物質存在で在り、生きて居る間は肉体の中に在ると同時に繋がって居り、生命や精神力、人格等の根幹で在り、基礎、原動力でも在る。
そんな「魂」では在るが、「霊魂」と云う表現、其の在り方には幾つかの説が在る。
「霊」は、「優れて神妙なモノ、神、心、生命」、「其処に何か居ると五感を超越した感覚(第六感)で感じられるが、物質的な実体としては捉える事が出来無い現象や存在(聖霊等)」の事。
「魂」は、「精神を司る精気」の事。
そんな「魂」についてだが、其の概念や在り方はかなり昔から存在して居る。
例えば古代エジブトだ。
「魂」は不滅とされ、死者は復活し、自然界の汎ゆるモノに「霊」が宿り、「霊」にも人間と同様に感情や弱点、欠点が在るとされて居たのだ。
定められた呪文を唱えたり定まった儀式を行う事に依って願望を「神様」に伝えたり、動植物の霊と交流したり、病人から苦痛の原因で在る悪霊を追い出す事や、死者に再び「魂」を入れる役割の神官、祭司(魔術師)等が居た。
人の「魂」は5つの部分(アルファベット表記成ら、Ren、Ba、Ka、Sheut、Ib の五つ)から成って居るとされた。死者の「Ba(バー)」の拠り所として死者の体をミイラにし
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