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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第611話】
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いた。
新幹線から下車し、ホームを歩いて階段を下りていく一同、行き交う人々が口々に「あれってIS学園の生徒だ」とか「あっ、あれが織斑一夏君!?」等とちょっとした騒ぎになっている。
そんな喧騒の中、一夏が――。
「おお。 ここで集合写真撮ったら凄い良さそうだな」
一夏のそんな何気無く漏らした一言に、織斑先生が賛同した。
「たまにはまともな事を言うな織斑。 記念に一枚撮っておくとしよう」
「たまにはって……俺はいつでもまともな事を言ってるぜ、千冬姉」
「……馬鹿者、織斑先生だと何度言えばわかる」
「良いじゃん千冬姉。 じゃあ一枚、集合して撮ろうぜ!」
行き交う駅構内での撮影――手早く済ませるために一同整列、何故か俺が真ん中に。
「じゃあ、撮りますよ――って、俺写らねえじゃん。 どうしたもんかな……」
いや別に織斑は写らなくていいと言う心の声が聞こえた気がした――と。
「んじゃ、代わりに俺が撮ってやるよ」
そう言ってアナログカメラを取り上げたのは何と親父だった。
流石に皆が驚きを隠せなかった、織斑先生も山田先生も驚いている。
「有坂さん、何故此処に? というか学園警備は――」
「ん? 悪いが母さんを一人にする方が不味いんでな。 まあいいだろ、ほれほれ、さっさと並べ並べ織斑君」
そう言って一夏を並ばせる――だが一夏は当然と謂わんばかりに隣に来て肩に腕を回してきた。
俺自身仲がいい相手なら構わないのだが、一夏のゲイ疑惑が未だに晴れてない俺には迷惑でしかなかった。
だがあまり時間をかけていては迷惑が掛かると思い、我慢する。
「じゃあ撮るぞー! 1+1は? 答えは2だ」
ニカッと親父がシャッターを切ると音が駅構内に響いた。
ネガに焼き付けられた全体写真――この時の俺は何も知らなかった、二人も学園側から裏切り者が出ることに――。
「うっし、じゃあ織斑君、返すぜ」
そう言って一夏に手渡した親父――何で来たのかを聞きたい俺だったがまたしても一夏に邪魔される。
「それじゃあ気合い入れていこうぜ、皆!」
何の気合いだよと思っていると楯無さんが割って入った。
「一夏くん、気合い入れてるところ悪いんだけど今は京都を漫遊してて?」
「え?」
「これから私と有坂先生……後、着いてきた有坂陽人さんの三人で自衛隊の方々と挨拶に行こうと思ってるの。 織斑先生と山田先生のお二人は今回の作戦に協力してもらう方と接触。 だから貴方たちには暫くの間時間を潰してもらわないといけないのよ」
「え、えーと?」
状況が飲み込めな
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