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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
突入
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それを見つけた管理局員の一人が声を上げる。
皆、一様にそれを見て、おどろいていた。
「……えっ? あれは……」
フェイトは驚きに目を見開き、モニター越しに映っている。
自身と姿が瓜二つの少女を見つめる。
全てにおいてフェイトと瓜二つである少女の違うところは、
培養液に入っており、目を閉じ、眠っているかのようであった。
「ぐはっ!?」
フェイトが呆然とモニターを見つめている中、
その培養液に触れようとした管理局員の一人が叫びとともに吹き飛ばされた。
「私のアリシアに近寄らないでっ!」
それは、先ほどまで黙っていたプレシア・テスタロッサ、その人だった。
今までの表情が嘘であったかのように、管理局員たちを憎しみを込めた瞳で睨みつけていた。
そんなプレシアに、管理局員のリーダーが声を上げる。
「ちっ、まだ抵抗するのか。今の攻撃を敵対行為とみなし、少々荒っぽいが、魔法で気絶させて連れて行く!」
その声と同時に、他の管理局員たちがデバイスを一斉にプレシアの方へと向ける。
そして、魔力弾が一斉にプレシアへと放たれたがプレシアの防御を貫けず
逆に跳ね返されたように武装局員は衝撃を食らった。
「がはっ!?」
「ぐはっ!?」
「――エイミィ、すぐに局員達を戻してちょうだい」
「了解ですっ!」
局員たちが無残にやられてしまう光景を見て、リンディは僅かに表情を歪めたが、艦長として気丈に指示を出した。
エイミィはリンディの指示通り、
すぐさま局員たちを転送し、アースラへと帰還させた。
すると、今まで黙っていたプレシアが培養液で
眠っているようなアリシアを愛おしそうに見つめながら口を開く。
「もう駄目ね、時間が無いわ。
たった九つのジュエル・シードで
アルハザードに辿り着けるかわからないけどでも、もういいわ・・・」
淡々と、皆に聞かせるようにプレシアは話を続ける。
「この娘を失ってからの暗鬱な時間も、そして代わりの人形を娘扱いするのも・・・」
「っ!?」
プレシアの言葉を聞き、フェイトはびくりと体を震わせる。
なのはもはっとした表情となり、
プレシアの言葉を聞くフェイトを心配そうに見つめる。
(やめてよっ! それ以上は、やめて……っ!)
なのはは心の中で叫ぶが、それでプレシアが話を止めるはずもない。
「聞いていて? あなたのことよ、フェイト。せっかくアリシアの記憶をあげたのに、そっくりなのは見た目だけ……」
プレシアの言葉に、フェイトは辛そうに顔を俯かせ、カタカタと震えていた。
目に涙を溜め、フェイトは思考の暗闇へと落ちていく。それでも、プレシアは話すのをやめない。
「やはり駄目ね、結局上手くはいかな
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