暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
決戦
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!? あぁぁぁぁ!!」

ディバインバスターはフェイトへと直撃する。
フェイトはそれを回避することができず、
残り少ない魔力量を使用し障壁を張る。
フェイトの防御は薄いと思っていたのだがガードするとはこちらもなかなか
そして、しばらく砲撃は続いたが、フェイトは何とかそれを絶え凌いだ。

「はぁ、はぁ、はぁ」

 だが、すでにフェイトは満身創痍であった。
バリアジャケットは所々が破れ、腕には裂傷ができ、
そこから血が滴り落ちてきていた。

「耐え切った。これで、わたしの――」

 勝ち、と言おうとしたところで、フェイトは違和感に気付いた。

フェイトの周囲を魔力の残滓が舞い、その光が上空へと集まっていく。
フェイトがそのまま視線を上空へと向けると、そこにフェイトが探していた少女の姿があった。
レイジングハートを天高く構え、今まで見たことのない巨大な魔法陣を展開しているなのはの姿がそこにあった。

 そしてそこから逃げようとした処に今度はフェイトが光の輪で固定された。


「受けてみてっ! ディバインバスターのバリエーションッ!!」

『Starlight Breaker』

自身の本気の気持ちをぶつけるため、なのはは叫ぶ。
そして、なのはの声が響くと魔力の残滓が集まっていき、
一点へと集中されていく。その光景をフェイトは呆然と見つめていた。

「しゅ、集束砲撃魔法……」

「はぁぁぁぁ!!」

 後のことは考えず、フェイトは自身の中に残ったありったけの魔力で障壁を展開する。
その巨大さから、かなりの魔力が込められていることがわかる。
それを見てなお、なのはは声を上げる。

「これがわたしの全力全開!! スターライト――」

「わたしは、負けるわけにはいかないんだっ!!」

 そして、なのはが天空へと向けていたレイジングハートを振り下ろし、

「プレイカーーーー!!」

 その声とともに、特大の一撃が放たれる。そして――

「っ!?」

 フェイトが張った幾重にもなる障壁をものともせず、
その一撃はフェイトの想いもいっしょに飲み込んでいった。

「終わった見たいね。
絶対になのはだけは怒らせないようにしましょ」

なにあの元気玉みたいな呪文は
何でもリサイクルすれば良いってわけではないだろうに
きっと全員が思ったことだと思う。
あれはトラウマになるわ〜

 なのはのスターライトブレイカーを受け、海中へと落ちたフェイトを助けているなのはの姿があった。
なのはにお姫様だっこで抱えられていたフェイトは目を覚ました。

「……んっ……」

「あ、気付いた、フェイトちゃん。ごめんね、大丈夫……?」

 フェイトを気遣うようになのはが
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