暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
決戦
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「アルフさんもユーノくんもきちゃだめっ! わたしとフェイトちゃんの全力全開の一騎打ちだから
この戦いだけは、誰も邪魔しないでっ!」

「大丈夫入ろうとしたら私がお仕置きするから、なのはは目の前の事に集中して、なのはの言うように全力全開で素敵ななのはを見せて」

「うん」

ユーノとアルフは黙るしかなかった。

「アルカス・クルタス・エイギアス。
疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。
バルエル・ザルエル・プラウゼル。」

 そんなやり取りをしている間に、
フェイトが詠唱を終えようとしていた。
そして、フェイトは静かにスッと目を開くと、標的を見定めて、力ある言葉を発した。

『フォトンランサー・ファランクスシフト』

「――撃ち砕け、ファイヤーー!」

 フェイトの声が響くと、フォトンランサーが一斉になのはに目掛けて放たれた。
次々とフォトンランサーが放たれていき、
もはや黒煙が立ち込め、なのはの姿は見えなくなっていた。
そして一際大きなフォトンランサーがフェイトの頭上へと生成されていき、

「ふっ〜!」

フェイトが息を吐きながら手を振ると、すさまじいスピードで放たれた。

「――スパーク……エンド……」

特大のフォトンランサーが激突し、周囲に轟音が響き渡った。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 ほぅバルヴォルトより破壊力はあるなぁ
でも雷撃の威力的にはライオット程ではないのか
ただしあれをかわすのは至難の業ともいえる。


 流石に消耗が激しいフェイトは、肩で息をしていた。
額からは汗が浮かび、その表情も疲労の色が浮かんでいた。
 
フェイトは、なのはが居た場所を見つめていた。だが、未だに黒煙が立ち込めており、なのはの姿を視界に捉えることができなかった。
フェイトは黒煙が晴れるのを息を整えながら見つめていた。
煙が晴れると、そこには一人の少女が佇んでいた。
白かったバリアジャケットは所々破れ、顔や腕には傷ができており、
そこからは血が滴り落ちている。
少女の瞳から力強さは消えていなかった。

「――なんとか、耐え切ったよ」

 自身のデバイスであるレイジングハートを構え、高町なのはは呟いた。
その視線の先には、フェイトが驚愕に目を見開き同じくなのはを見つめていた。
なのははそんなフェイト見つめ、ニコッと微笑み、

 あれを耐えたかなのはの防御力はすごいな

「今度はこっちの番だよっ!」

『Divine Buster』

「ディバイィィィィン――」

なのはの次の行動が分かっていても、ガス欠状態のフェイトは動けなかった。

「バスターーーー!!」

 なのはが放った桜色の砲撃がフェイトへと放たれる。

「くっ
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