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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
決戦
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トのフォトンランサーがなのはへと襲い掛かるが、
それもすんでの所で障壁を張ることで防いだ。
だが、流石に全ての攻撃を防ぐことは出来なかったのか、
なのはのバリアジャケットが所々黒く焦げたようになっていた。
なのはは息を整えながら、打開策を頭の中で巡らせていった。
そして同じく、なのはと相対するフェイトも驚きを隠せないでいた。
(初めて会ったときは、魔力が強いだけの素人だったのに――もう、"違う"。速くて、強い。迷っていたらやられる)
そう思考しながら、フェイトも同じように乱れた呼吸を整えていく。
そして、フェイトはバルディッシュを正眼に構える。
(わたしがここで負けたら、母さんを助けてあげられなくなる。
こんなところで、わたしは負けられないっ!)
思い出すのは、優しかったプレシアの姿。
(わたしが頑張れば、きっと優しかった母さんに戻ってくれるはずなんだっ!)
そう心の中で思った瞬間、フェイトの頭の中をフラッシュバックされる。
優しかったプレシア
そして、プレシアに甘える"一人娘"である自分の姿が
『アリシア』
プレシアが呼ぶ名前は、自分ではなく、別の誰かだった。
(今のは、いったい……? ……いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない)
フェイトは思い出していた記憶を振り払う。
そして、この勝負を決するために巨大な魔法陣を展開する。
それを見たなのはも、レイジングハートを握り締め、
何が起きても対処できるように周囲を警戒する。
『Phalanx Shift』
バルディッシュの声が響いた直後、フェイトの周囲に尋常ではない数の魔力スフィアが展開される。
なのははあれは危ないと悟り、攻撃を止めようとレイジングハートを構えた。
「えっ!?」
なのはの両腕が電撃のバインドによって拘束された。
先ほどの攻撃の最中に、フェイトがあらかじめ設置していたバインドだ。
「ライトニングバインドッ!? まずい、フェイトは本気だっ!」
アルフが焦ったように叫び、それに続いてユーノが声を上げる。
「なのは、今サポートを――」
「それは私が許さないよ」
「綾さん」
「何タイマンの最中に行こうとしているの!二人の誇りをけざすな。この戦闘に限り茶々入れたものは私が潰す」
「ありがと〜綾ちゃん」
「ん、がんばってね〜」
「……っ!?」
なのはを助けようとしていたユーノが硬直する。
同じようにアルフも驚いた表情で固まっていた。
あんたなのはの味方じゃないのって顔をしている
だからお前は駄犬って言われるんだ。
戦いを止める権利はあの2人しか持ち合わせていない
それに構わず、なのはは声を上げ続ける。
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