381部分:第三十一話 張三姉妹、書に気付くのことその一
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ここで、だった。
バイスとマチュアが三人のところに来て告げるのだった。
「それじゃあ燕都に行くわよ」
「いいわね」
「そこなのね」
張宝が彼女達の言葉に応える。
「今話題の桃家荘には行かないのね」
「あそこには剣がいるわ」
「それに鏡も」
ふとこんなことを言う二人だった。顔が歪んでいる。
「だから」
「今はね」
「今は?」
張宝はその言葉にふと問うた。
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