第48話<帰還報告>
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一緒に食べた、あの味だな(当たり前か)。
「どうせなら、もっと落ち着いた環境で、のんびり食べたいな」
ふと、そんな状況を妄想してみる。
『フンコツサイシン!』
なぜか金剛が叫ぶ顔が直ぐに浮かんだ……私は苦笑する。
「いや別に日向でなくても良いけど」
(とりあえず、あいつしか思い浮かばん)
『フンコツサイシン!』
やれやれ金剛の顔が消えない……なぜか彼女の脇に比叡までちらつく。さすが金剛姉妹……っていうか、もはや妄想にすら成ってない。
「まあ、いいか。妄想は」
私は女性と付き合ったこともない。軍隊一筋で生きてきた弊害だな。
ふと窓を見ると、大山も青いシルエットを美保湾に写していた。
そんな美保鎮守府の夏の午後は、ゆっくりと過ぎていくのだった。
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