第4章:日常と非日常
第112話「撃墜…?」
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
フォーチュンドロップ…愛称フォーチュンを待機形態に戻す。
「私のデバイス」
「え、でもお姉ちゃん、魔法は…」
「あー、これはね、霊力用のデバイスなの。優輝がポケットマネーはたいて作ってくれたんだよ。最近、ようやく使い慣れてきた感じかな」
アリサやすずかと違って、私は多種の武器を扱う。
そのため、フォーチュンも形態変化が多くて把握しづらいんだよね。
「一応ストレージデバイスとして登録してあるけど、管理局からしたらただのガラクタと化すだろうね。ま、仕方ないけど」
「あいつが作った…だと?」
「…そーいや、デバイスマイスターの資格持ってたな。あいつ」
驚く神夜と、そういえばと思い出すヴィータ。
最近、はやて達はリインを通じて優輝の事を少しは理解するようになったんだっけ?
「そういう事。椿の見立てだと、その内なのは達に追いつくよ?」
「お姉ちゃんが…?」
「ふふふ、のんびりしてると、足元掬っちゃうぞ?」
冗談めかしてフェイトにそう言ってみる。
…って、何嬉しそうにしてるのフェイト?え、もしかして戦うの楽しみにしてる?
…うーん、シグナムの戦闘狂が移っちゃったのかな?よく模擬戦してたし。
「…って、違う違う。ただ雑談しに来たんじゃなかった」
「えっ?じゃあ、どうしてここに…」
「まぁ、ここではなんだし、一度場所を変えようよ。着替える?」
「一応…」
「じゃ、食堂で待ってるからね」
昼も近いしちょうどいいだろう。
それにしても、優輝関連の話を出すと、神夜が何か言い出しかねないんだけど…。
「おーい、こっちだよー」
私を探すのに手間取っていたようなので、声を出して位置を知らせる。
「それで、どうして俺達に?」
「どちらかと言うと、なのはとフェイトになんだけどね」
むしろ、神夜は邪魔かなぁ…。優輝の事を話に出したら噛みついてきそうだし。
「私たちに…?」
「渡したいものがあってね」
取り出したのは、先日ついに完成した私お手製の御守り。
ちゃんとフェイトの分もある。
「これって…御守り?」
「椿にしっかり教えてもらったんだよ。効果もお墨付きだよっ!」
「手作りなんだ…」
見た目はよく神社とかにある御守り。書いてある文字は“命護”とシンプル。
これは文字そのものに効果を込めてあるので、読みは私も知らなかったりする。
ちなみに、効果は文字の意味そのままで、“命を護る”だ。
「…えっと、俺には…?」
「あー、悪いけどなのはとフェイト、それとママやリニス、アルフの分しか作ってないんだよね。椿曰く、これ以上量産したら効
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ