暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
海上でのやり取り
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で阻まれた。
アルフはジュエル・シードの邪魔をするクロノを憎しみが篭った瞳で見つめる。
「邪魔、すんなぁーー!」
「くっ!?」
アルフはクロノのデバイスを掴み、力任せにクロノごと海へと投げる。
アルフはクロノが飛んでいった方向を少し見た後、ジュエル・シードへと視線を向ける。
「三個しかないっ!?」
ハッとしたアルフは、先ほど投げ飛ばしたクロノへと再度視線を向ける。
そこには、海へと投げ飛ばされたけれど、体勢を立て直したクロノがいた。
そして、その手には残り三個のジュエル・シードが握られていた。
「アルフ失敗したな」
「ゼロ!?」
アルフが声のした方へと視線を向けると、そこには気絶したフェイトを抱きかかえたゼロの姿があった。
フェイトは気絶はしているものの、外傷なくアルフはホッと一息ついた。
「アルフ今回は邪魔が入りすぎた撤退する」
「わかったよ」
ゼロの言葉に、アルフは悔しそうに言葉を返す。
そして、ゼロたちが撤退しようとしたとき、
「逃がすと思うかっ!」
それに感づいたクロノが魔力弾を放とうとデバイスを構える。――だが、
「邪魔だ」
それより早く、ゼロはビームライフルを構えて海へと打ち込む。すると、海水が大きく跳ね上がり、フェイト達の姿をクロノ視界から消した。
「くっ!?」
クロノは慌てて魔力弾を放つ。だが、視界を塞がれた状態では当たる筈もなく、跳ね上がった海水がなくなったとき、
そこにはフェイト達の姿はなかった。
辺りを見回してみても姿がなかったため、クロノは悔しげに表情を歪める。
「フェイトちゃん・・・」
結局大きな動きをしなかったな
何がしたいんだあいつは・・・・
最期までフェイトを抱える以外何もしなかったなぁ
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