暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
海上でのやり取り
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
力であった。
ジュエル・シードの封印は無事完了した。

ここにいるやつら末恐ろしいな
アルフにしろユーノにしろ
弱く感じるかもしれないが
そんなことはない
かなりの力の持ち主だ
駄犬扱いはするけれど

「――わたしは、フェイトちゃんといろんなことを話し合って、分かり合いたい」

 聞こえてきたのはなのはの声。優しく包み込んでくれるような、俺の好きな落ち着く声であった。
 そして、なのはは一旦話を止め、一度大きく息を吸い込み続きを話す。

「フェイトちゃんと、友達になりたいんだ」

 そんななのはの言葉に、フェイトは驚いたように目を見開いていた。
なのははただ、フェイトと友達になりたいだけなのだ。
確かに、ジュエル・シードのことやフェイトの事情もあるが、
なのはは自分自身の意思でフェイトの友達になりたいと願ったのだ。
一番の傲慢さんはなのはかもしれないなぁ
フェイトとなのはがジュエル・シードの封印に成功し、話をしているとき、アースラでは警報が鳴り響いていた。

「次元干渉!? 別次元から本艦および戦闘区域に向けて、魔力攻撃きますっ! ……あ、あと六秒!!」

「な……っ!?」

 いち早く状況を把握したエイミィが叫び、その言葉にクロノが驚愕すると同時に、
アースラは何者かの魔力攻撃によって、激しく振動した。
一般局員が慌てふためいている中、クロノはすぐに体勢を整え転送ポートへと走る。

「くっ……なのはたちの方も心配だ。僕もあちらに向かいます!」

「わかったわ。こちらは任せてっ!」

「了解!」

リンディの言葉に言葉を返すと同時に、クロノはなのはたちの下へと転移した。



そして、同じようにフェイトたちの方にも次元干渉の魔力攻撃が迫っていた。
空には曇天の雲が見えており、紫色の雷が鳴り響いている。

「か、母さん……」

その攻撃を見て、フェイトは空を見上げ呆然と呟く。その表情には、驚きと怯えが浮かんでいた。
そして、次元干渉の魔力攻撃がフェイトを襲った。

「う、うぁぁぁぁ!?」

 紫の魔力が雷のように、フェイトもろとも周囲へと降り注いだ。

「フェイトちゃんっ!?」

 なのはも名前を叫びながら、フェイトの下へと向かおうとするが、魔力攻撃の余波で上手く接近できないでいた。

「っ!」

 すると、アルフがこの混乱している中、ジュエル・シードの奪取に向かう。
フェイトを心配する気持ちもあったが、このままでは今回の全てが無駄になってしまうと感じたのだ。
フェイトの気持ちを汲んで向かいにいった。

(もう少し……っ!?)

アルフの手が僅かでジュエル・シードへと届きそうだったその瞬間、
転移してきたクロノにあと一歩のところ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ