暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1739話
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責任は自分達で取る必要がある。

「何も言わないで、それで一緒に連れていけってのは……ちょっと虫がよくない?」

 綾子の言葉に、トロワは視線を背後に……レジスタンスに渡す物資に向ける。

「その物資を用意したのが中東連合の残党だからって、何も言わずに済まされるとは思ってないよな? 何なら、その補給物資の運搬も中東連合に任せてもいいんだけど?」

 綾子が強気で攻めるのは珍しいな。
 いや、元々性格は強気な綾子だが、それでも普段ならここまで突っ込んだ事は言わない。
 ともあれ、そんな綾子にじっと視線を向けられ……連合軍の兵士はどうにかして欲しいとこっちに視線を向けてくる。
 それに対して俺が何かを言おうとした瞬間、トロワが口を開く。

「向こうには俺の知り合いが……家族が取り残されている。その様子を確認したいし、もし何か理不尽な目に遭っているのなら、何とかしたい」

 そう告げるトロワの目に、一瞬だが悔しさが滲んだように見えたのは決して俺の気のせいという訳ではないだろう。
 トロワの家族。
 そう言われて思い浮かぶのは、トロワが地球に来た当初に隠れ蓑にしていたサーカス団だ。
 勿論それは原作での話だが、俺が介入するまでは大抵が原作通りの流れで事態は動いていた筈。
 そうなれば、当然のようにトロワはサーカス団を隠れ蓑にしていた筈だろう。
 そのサーカス団が中東連合にいたのは、トロワが中東連合に参加していた事で明らかだったが……なるほど、中東連合壊滅の際に逃げ遅れたのか。
 考えてみれば当然だが、サーカス団ともなれば多くの機材を必要とするし、動物達も連れ歩く必要がある。
 そう考えれば、寧ろ置いていかなければならなかったというのは、当然の事なのだろう。
 トロワはトロワで、中東連合の軍人という扱いになっている以上、サーカス団と行動を共にする事は出来ない。
 ガンダムのパイロットとして、そしてカトルの副官的な役割もあるのだから。
 いや、カトルの副官はラシードがそうか?
 ともあれ、トロワにとってサーカス団を置いていくというのは、表情には出さなかったかもしれないが苦渋の決断だった筈だ。
 ……にしても、トロワがサーカス団を家族と言い切るとはな。
 原作だとしそこまで明確な愛情表現はしていなかった筈だが。
 この辺り、俺が歴史を変えた影響か?
 ヒイロの自爆を見て、ヘビーアームズを使った自爆ショーとかもなかったから、それも影響しているのかもしれないな。

「分かった、同行を許そう」
「いいのか、アクセル」
「ああ。愛しい存在を大事に思うというのは、当然の事だ。俺にとって綾子、お前がそうであるような」
「……馬鹿」
「ん、ゴホン、ゴホン。おや、随分と熱くなってきたようだが……」

 これ見よが
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