ガンダムW
1738話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
アハト達からD-120コロニーを取り戻してから、2週間程が経つ。
その間にもトレーズ派と連合軍、中東連合、サンクキングダムの間で散発的な戦闘は行われていたが、それでも最初にトレーズがオペレーション・サンライズを表明した時に比べるとその戦闘はかなり小規模なものになっていた。
ちなみに現在の勢力は、連合軍5、トレーズ派3、中東連合1.5、サンクキングダム0.5といったところになっている。
勿論、これはあくまでも大雑把なものなのだが。
実際、トレーズ派は中東連合に対して引き抜きや占領といったものを行い、中東連合の勢力を吸収していってるし。
……その状況で殆どが小競り合い程度で済んでいるというのが、寧ろトレーズの手腕の驚くべきところだが。
ちなみに当然中東連合が戦いになるとサンドロックとヘビーアームズが戦場に現れるのだが、それはトールギスが抑えているらしい。
正確にはトールギスUだろうから、ゼクスがトレーズ派に所属しているのはほぼ決定と言ってもいいだろう。
ただ、まだトールギスを使っているという事は、エピオンは完成してないのか……もしくはまだ慣らしの状態といったところだろう。
確かに、原作を見る限りではゼクスはゼロシステムに対して最初は振り回されていた。
そう考えれば、現在の戦況でそう簡単にエピオンを使う訳にはいかないだろう。
まずは確実にゼロシステム……いや、エピオンシステムを使いこなせるようになってからでないと、戦場には出ないという事か?
勿論連合軍の方にも、表だって騒動になっていないだけで、トレーズの手は伸びているのだろうが。
向こうにとっても、一番勢力の大きい連合軍から戦力を引き抜いたりするというのは当然だろうし。
ともあれ、現在の状況は世界中で様々な小競り合いは起きていても、まだ致命的なまでに大きな騒動は起きていない……一種の小康状態だというところか。
「そんな訳で、シャドウミラーには中東連合の方に援軍として向かって欲しいんだが、どうだ?」
D-120コロニーの司令室で、俺はセプテムからそう要請を受けた。
現在トレーズ派との一番激しく戦っているのが中東連合だとすれば、それは決して間違いではないだろう。
ましてや、向こうにもガンダムに匹敵するトールギスUがあるとなれば、カトルとトロワも一騎当千とはいかない。
純粋に単機の能力ではガンダムの中で最低のサンドロックに、射撃戦闘には滅法強いが、消耗戦を仕掛けられればエネルギー切れ、弾切れでどうしようもなくなるヘビーアームズ。
何しろ、敵MSはリーオーだろうが、エアリーズだろうが、トーラスだろうが、どれも1機は1機だ。
大量に出てくれば、それだけヘビーアームズの弾丸とエネルギーを消耗してしまう。
ぶっちゃけ、俺ならトールギ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ