暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1738話
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3時過ぎ。
 普通なら、とてもではないが通信を送ってくるような事はない時間帯だ。
 これでふざけた内容だったら、しっかりとお仕置きをしてやらないとな。
 そんな風に思いつつ通信を入れる。
 もう慣れたもので、当然のように繋がったのは音声だけだ。
 映像モニタは暗く染まっている。

「アクセルだ、どうした」

 向こうも慣れたものなのか、こちらを見えないにも関わらず戸惑った様子はなく口を開く。ただ……

「大変です、アクセル代表! 中東連合がトレーズ派に攻め滅ぼされました!」

 そう、叫ぶだけだった。
 音声だけだから見えなかったが、もし映像もこっちに流れていれば、間違いなくサリィの驚愕に満ちた表情を見る事が出来ていただろう。
 だが、今の俺はそれどころではない。
 サリィの口から出た報告を、一瞬寝ぼけた状態の頭では理解出来なかったのだ。
 そのまま数秒が経ち……ようやくサリィの言葉の意味、中東連合がトレーズ派に滅ぼされたというのが頭の中に入ってくると、ただ驚くだけしかない。

「本当か? 何かのデマとかそういうのじゃなく?」
『はい、本当です。中東連合に派遣していた連合軍の軍人からの情報なので、間違いはないかと』
「いや、だが……何でこうも簡単に?」

 トレーズ派はオペレーション・サンライズによって中東連合に攻撃を仕掛けてはいたが、それもそこまで派手な攻撃ではなかった筈だ。
 何しろ、トレーズ派にとって本命はあくまでも連合軍、そしてシャドウミラーだった筈なのだから。
 その前に大きく戦力を消耗する事だけは避けたかった筈だが……
 中東連合には、サンドロックとヘビーアームズがいる。
 特に射撃戦闘に特化しているヘビーアームズは、まともに戦えば大きな被害を受けるのは間違いない。
 そんな危険を冒してまで……何故だ?

「向こうの戦力はMDではなく有人機なんだよな?」
『はい』
「なら、そう簡単に中東連合が負けるような事にはならない筈だが……」
『それが、トレーズ派は新型機……それも、ガンダムを投入してきたらしく、その機体に中東連合のガンダムは2機ともが後れを取ったと』
「……なるほど」

 トレーズ派が用いたガンダム。
 その言葉だけで、俺は向こうがどんな機体を使用したのかを理解した。
 そう、つまりそれは……俺が待ち受けていたガンダム、エピオンだろう。
 中々エピオンを投入したという話を聞いていなかったので、てっきり開発に難航してるのだとばかり思っていたんだが……まさか、ここで投入してくるとはな。
 いや、寧ろここだからこそ、と言うべきか?
 向こうにとって、エピオンを投入するべき場所というのは、非常に限られている。
 少なくても、俺達シャドウミラーにエピオンの存在を知られ
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