ガンダムW
1738話
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だろう?」
MDという言葉に、セプテムが難しそうな表情を浮かべる。
現状、MDを主力として使っているのは、連合軍とトレーズ派だ。
もっとも、トレーズ派は表だってはMDを使っていないのだが。
そんな訳で、実際にMDと戦ってきた経験を持ち、更には自分達でもMDを使っている連合軍はその性能の高さをこれでもかと言わんばかりに知っている。
そう考えれば、向こう側がMDを使ってくるという可能性があるのに、俺達を派遣するというのは、色々と問題が出てくるのも事実だ。
「そうだな。確実ではない。……けど、もしMDが出て来たら、中東連合の兵士がどこまで対抗出来ると思う?」
サンドロックとヘビーアームズであれば、MDに対しても対抗は出来るだろう。
だが、それはあくまでも2機だけだ。
マグアナックはビーム兵器を持っているので、命中すればトーラスも倒せるだろうが……問題なのは、命中させる事が出来るかどうかなんだよな。
ぶっちゃけ、これが連合軍程にMSがあるのであれば、回避出来ないように密集して集中攻撃をするという手段がある。
だが、中東連合にはそこまでの戦力はない。
ああ、でも戦車とかそういうのを用意すればいけない事もないか?
ようは弾幕さえあればいいんだから、別に無理にMSを用意する必要もないんだよな。
寧ろ戦車……というか、オリファントとかいうマグアナックのパーツを共用しているホバー移動するタンク型のMSがあった筈だ。
純粋に弾幕を張るのであれば、ああいう砲撃に特化したMSの方が向いているだろう。
……問題なのは、そのオリファントが中東連合にどのくらいあるか、だが。
中東連合にとっても、オリファントを作るのであればマグアナックを作った方がいいだろうし。
結局この日は中東連合にどうするのかという事で話は纏まらず……それが、こちらに一歩後れを取らせる事になる。
夜、凛と綾子と共に疲れ切ってベッドの上で眠っていたのだが、そこに急に通信が入る。
凛の滑らかな肌と、適度な硬さがありながらも十分な柔らかさを持つ綾子の肌に包まれるようにして眠っていたのだが、部屋の中に響いた通信の着信音が俺の意識を眠りの淵から呼び戻した。
つい数時間前まで、部屋の中には凛と綾子の喘ぎ声が響いていたのだが、その為……というのはちょっと残酷かもしれないが、ともあれ凛と綾子は体力を限界まで……いや、限界以上まで酷使した事により、現在深い眠りについていた。
普段……夜の生活のない時であれば、それこそちょっとした音がしただけでも凛も綾子も目を覚ますだろう。
だが、今の2人はそれも不可能な程に疲れ切っていたのだ。
2人が起きたら、シャワーを浴びさせないとな。
寝ぼけながらも時計を見ると、まだAM
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