ガンダムW
1738話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
スでもその2機を完封出来る自信がある。
……いやまぁ、セプテムもその辺りの事情を理解しているからこそ、シャドウミラーに援護に向かって欲しいと思ったんだろうが。
それに、シャドウミラーは中東連合と契約を結んでもいる。
あくまでも連合軍を通してだが、依頼を受けるという事になっているのだ。
そう考えれば、この件はそこまで不思議なものではない……か。
「そうだな、こっちは構わない。トレーズ派の戦力も出来るだけ減らしておいた方がいいだろうしな」
俺達が戦ったトレーズ派は、MDが主体の戦力だった。
だが、一般的にトレーズ派というのは、MDを使わず有人機のMSを戦力としている。
これは、俺達と戦ったのがレディ・アンやアハトのように、MDを戦力として有効に使うと考えている者達だからこそなのだろう。
まぁ、その考えは間違ってはいない。
俺達シャドウミラーは、その性格はともかくとして純粋に戦力としてだけ見た場合、この世界でも屈指のものだ。
……いや、誤解を恐れずに言うのであれば、このW世界では最強の存在と言ってもいい。
何しろガンダムが2機……それも改修されて以前より性能が上がった2機に、ガンダム3機を相手にして互角にやり合えるだけの性能を持つトールギス、更には全てのガンダムの始祖にして最強のガンダム、ウイングゼロ。
これだけの戦力がある時点で、半ば反則と言ってもいい。
そんなシャドウミラーに対して下手に有人機を当てても、MSは破壊され、パイロットは死ぬだけだ。
パイロットが有限であり、更には育てるのに大量のコストが掛かっている以上、死ぬと分かっている戦場に投入するのは避けたいと思うのは当然だろう。
だからこそ、捨て駒としてMDをこっちに投入してきた。
そう考えれば、不自然でも何でもない。
もっとも、トレーズがその事を承知の上での行動なのか、それともトレーズに何も言わずに独断でMDを運用しているのかは分からないが。
「俺達が中東連合の戦いに参加すると、下手をすればMDが出てくる可能性があるぞ?」
そう、そこが少し不味いところだと言えるだろう。
シャドウミラーを抑えるのにMDを運用するのがトレーズ派の作戦だとすれば、中東連合にMDが姿を現す可能性がある。
それこそ、俺達シャドウミラーであればMDを倒すのに何の問題もない。
だが、それはあくまでも一定以上の……それこそ準ガンダムパイロット級の技量があって初めて可能な事だ。
つまり、一般のMSパイロットであればどうしようもない相手がMDなのだ。
……実際、シャドウミラーの実働班の中でも、ヒルデは絶対にMDを相手に正面から1人だけで戦わせられないし。
「ふーむ……そっちの問題があったか。だが、それも確実という訳ではないの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ