第03話:魔法覚えて有名人!?
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しら?トリステインのアカデミーあたりに教えたら喜んで連れて行って、徹底的に実験動物扱いしてくれるでしょうね。」
「母上、何気に僕を売る気ですか?冗談じゃありません。解剖なんてされたくないですよ。」
まったく、この人は何を言い出すんでしょうか。父上も苦笑しています。
「練金はイメージが大事だと仰ったのは母上ではありませんか。僕がたまたまイメージしやすかったのが鉄だっただけで、特別なことをしたわけでは無いのです。実際今のところ気分も悪くならないし、魔力切れにはならないと思いますから、問題無いのではないでしょうか?」
危ない危ない。ちょっとまずかったかな?まだ解禁になっていないはずだけど、ある程度魔力無尽蔵が発動しているようです。とんでもないチートなんですから気をつけた方が良いようですね。
「問題無いとは思えないのよね。ジョン、あなたも笑っていないで、同じ土メイジなんですから何か解らないかしら?」
母上は苦笑状態の父上に話を降ります。
「いや、いけないいけない、思わず笑ってしまったよ。それにしてもアルバートは我が息子ながら不思議がいっぱいだな。ディティクトマジックで見ても特に異常は感じられないし、身体的には問題ないようだから大丈夫だろう。ソフィアも心配しないで良いと思うよ。」
「そう?あなたは土メイジだからアルバートが土メイジに素質があることで喜んでいるのでしょうけど。私は、そう簡単に納得できないのよ。」
母上、父上を見つめる目が据わっていますよ。
「それじゃあ、次は水系統の魔法を試してみましょうか。」
次に水系統を試してみました。
イメージしたとおり、コップに入れた水がふわふわと空中に浮き上がって、自由に形を変えます。面白くなって犬や猫の形に変化させて僕の回りを歩き回らせたり、お手、お座り、伏せなんてさせてみたら、また母上がぶつぶつ言っていました。
よく聞こえませんが、父上も引きつった笑顔になっているところを見ると、これもやりすぎだったようです。でも水系統の魔法も上手く使えることが解り、最後には母上も喜んでくれました。
その後、火と風の魔法も試してみましたが、こちらはまともに発動すらしませんでしたから予定とおりと言うことでしょう。
「だいたい解ったわね。アルバートは土系統が一番で、次が水系統だわ。この分なら両方とも間違いなくトライアングル以上になれるわ。」
「そうだね。私達二人で教えることが出来るからうれしいよ。それじゃ、今日はこの位で終わりにしてお昼にしようじゃないか。初めてにしては少しがんばりすぎたからアルバートも疲れておなかも減ったろうからね。」
父上も嬉しそうですね。
「はい、解りました。父上、母上。有り難うございました。」
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