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SAO─戦士達の物語
MR編
百四十八話 暴飲、暴食、そして歓談
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徨わせたが、数秒でうんと頷いて苦笑した。

「えーっと、ごめんなさい、今はとりあえず、そう言う方向でプレイしようっては思って無いです。みんなにも聞いてみるけど、多分みんなそうだと思う。種族同士の戦いとか、傭兵とかうまく出来るきがしないし、それに……」
そこまで言って、ユウキは一度アスナの方を見て、また笑った。

「いまは、アスナ達と一緒に、沢山したいことがあるから!」
「………ふ、そうか。なら、野暮なことはしないでおこう」
「ん〜、ざんね〜ん。一緒に戦ってみたかったヨ」
「別段、共に戦うだけならば機会もあるだろう、気が変わったら、いつでも連絡をしてくるがいい」
「あ〜、やっぱりちゃっかりしてル〜」
再びそう言ったルーと、言われて眉をぴくつかせるユージーンに、朗らかな笑いが場を包んだ。

────

「もぐ、もぐ、んぐっ」
「すっごい食べっぷりですねぇ」
「んっ、昔からよく言われるんです、見た目の割に大食いだねって。でも今日は特別ですよ、アスナさん達の料理はほんとにおいしいです」
「ですよねぇ、ALO中探しても、アスナさんとサチさんの料理よりおいしい料理はそうそう見つからないんですよ〜」
そんな事を話しながら草むらに座って料理をパクついているのは、タルケンとレコンだ。二人そろって緑色の髪を揺らしながら、串に刺された肉をぱくついている。サチとアスナがスパイスを選んだその味付け肉は、絶妙な香ばしさと塩気、滴る肉汁の旨みでいくら食べても飽きが来ない。

「そう言えばアスナさんって、キリトさんの恋人なんですよね」
「はい、リアルでも付き合ってるらしいです。あんなに気立てがよくて、美人で」
「料理が上手くて、しかも強いお嫁さん」
ユウキと共に談笑に興じているアスナと、肉にかぶりついている少年剣士を交互に見比べる。

「リア充ですねぇ……」
「リア充ですよねぇ……」
嫉妬と言うより完全に諦め加減なトーンで二人そろってはぁ、とため息をつく。青春を生きる少年たちの、哀しき空気が流れた。と……

「あら、タル、どうしたんですか?」
「なんでアンタはため息なんかついてんのよ」
そんな声が背中から投げかけられる。振り向くとそこに、シウネーとリーファが並んで立っていた。

「あ、リーファちゃん!」
「シウネー、何時の間に居たんですか」
「えぇ、つい今しがた」
「ごめんなさいタルケンさん、レコンが変な事言いました?」
「えぇ!?」
「あぁ、いえいえ」
タルケンが苦笑しながらヒラヒラと手を振るうちに、二人は対面に座りこむ。

「で?何話してたのよレコン、どーせつまんない話につき合わせてたんだろうけど」
「ど、どーせって、ひどいよリーファちゃん〜……」
「ふふ、仲がよろしいんですね」
「そんな事無いです
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