暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic38これからの陛下と騎士〜School Tour ver.New era 75〜
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そっち行きの車両も確認してると、コンコンと車両内から窓をノックする音が。

「あっ、ママ!」

そっちに目をやると、はやてとなのはとヴィヴィオが手を振ってた。アイリとフォルセティは車両の出入り口に向かって走って乗車、はやて達と「合流〜♪」した。

「おー、フォルセティ、アイリ、こっちこっち♪」

「フォルセティ〜♪」

はやてが空いてる隣の席にポンポンと叩いて、ヴィヴィオは両手で手招き。フォルセティはニコニコ笑顔で席に座ったんだけど、「あれ? アイリの座る席がない・・・?」ことに気付いた。

「隣の席が空いてるけど・・・?」

「アイリ独りで座れと!? それはあまりにも酷い仕打ち!」

あの優しいなのはからの提案に、アイリは結構本気でビックリだよ。はやてとフォルセティの間に座ろうともするけど、「せ、狭い・・・」ってことで断念。もうこうなったら本来の姿・フェー・フォルムに変身しようかと諦めかけた時・・・

「フォルセティ。ママのお膝に座ってええよ〜♪」

はやてが自分の太ももをポンポン叩いた。アイリは「それだっ!」ってはやてを指差す。席から立ったばかりのフォルセティの両脇に手を差し込んで持ち上げて、アイリが席に座りつつ「よいしょ〜っと♪」フォルセティを膝の上に乗せた。

「えへへ〜、フォルセティ〜?」

「アイリおねえちゃ〜ん♪」

「あ〜ん、アイリ。それは私の役目やよ?」

「今日だけ〜♪」

ああもう幸せだよ。フォルセティを後ろから抱っこしながらお喋りア〜ンド車内購買で買ったお弁当を食べて、30分と掛けてアイリ達の乗る列車はStオルフェン内のヴェラー駅に到着。Stヒルデ魔法学院はなにもStオルフェンの住民だけが通う学院じゃないから、北部と自治領とミッドの境界線近くに建てられてる。だからミッド運営の公共交通機関も、Stオルフェンの南部ウィンザインの最南部までなら入ることが出来る。

「ここからは歩きだね」

「フォルセティ、ヴィヴィオ。もっと大きくなるまではママ達が送り迎えするけど、大きなったら2人か、もしくは1人か、友達を作ってたくさんか、どっち道もうちょう後になるやろうけど、いつかは私たちの付き添いなく登校することになる」

「うん。少しずつでいいから、通学路を憶えてみようね」

「うんっ」「はいっ」

駅から学院までの通学路を歩く。時間的に学院は午後の授業が始まるかどうかってところだね。そんなこんなで到着したStヒルデ魔法学院。

「あ、なのはママ!」

「何か来る!」

ヴィヴィオとフォルセティが前を指差した。2匹の小動物がこっちに向かって駆けて来るのが判った。はやてとなのはが「あれ!? どうしてここに・・・!?」って驚きを見せた。向かって来るのはリスとハムス
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