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Angel Beats! 空を駆ける銀の翼
入隊!
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「これが、校舎か。でかいな・・・。」
遊佐と別れた北上は言われた通りに校長室に向かうため歩いていた。グラウンドや校舎を見渡していると、銀髪の少女が此方に向かって来た。
「こんな所で何をしているの?」
「あ、ああ。校長室を探しそうと思っているのだがな、初めてここに来たから何処にあるのかわからなくてな。」
「そう、あなた今日来たの?」
「そうだな、どうやらここは死んだ世界らしいが本当か?」
「もう知っていたのね。本当よ。あと校長室は教員棟の最上階にあるのだけど・・・今はクラススリーエスの人達が占拠してるわよ。」
「クラススリーエス?」
「ええ、だから校長先生に会いたいなら校長室じゃなくて職員室に行けばいいわ。あともうそろそろ授業が始まるのだけど・・・。」
「ここがどんなところかまだ分かっていないのだが・・・。」
「じゃあ仕方ないわね。明日からは授業に出てね。あと服は制服に着替えてね。」
そういうと銀髪の少女は身を翻して去って行った。
「そういえば名前を聞くの忘れてたな、まあいいか。」
校舎に入って歩くこと十数分。北上は校長室の前に来ていた。
コンコン 「北上 晃です。ここは死んだ世界戦線本部でよろしいでしょうか。」
そう言った北上に帰って来たのは
「そうよ。ちょっと待ってね。」
と言う女性の声だった。
(また女性か?今日はよく会うな。)
そう思っていると上からカチンと言う金属音がして、中から どうぞ〜
と声がした。
ガチャ ドアを開けると、そこにいたのは一人の女性だった。
「貴方が北上君ね、話は聞いているわ。私は仲村ゆり、この戦線のリーダーよ。」
「女性が隊長なのか!・・・っと失礼しました。ご存知のようですが、大日本帝国海軍上等飛行兵曹の北上 晃であります。」
「(遊佐さんに話を聞いた時は信じられなかったけど・・・本当に軍人みたいね・・・)敬語はいいわよ。それと入隊はしてくれるのかしら?」
「わかった。だが入隊と言われても貴様らは神への復讐を目標にしていると聞いたが、なんでだ。」
「ちょっと場所を変えましょう。」
そう言われて連れてこられたのは屋上だった






「ここは生前に理不尽な人生を過ごして、青春時代をまともに送れなかった人が集まる所なのよ、勿論私もそうよ。」
「と言うとここに来るまで見かけた生徒達もか?」
「いや、この彼等の大半はNPC・・・と言ってもわからないわね、詰まり人ではないの、この世界に来た人とが学校生活を送れるようにあらかじめ用意されたものよ。」
「そうなのか・・・」
「話が横に逸れたわね、それで本題だけど、生きていた頃は人の死は無差別に起きるものだった。でもこの世界では抗うことで存在し続けることが出来るのよ。」
「抗う?」
「そう、
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