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提督はBarにいる。
世界の米料理・パエリア編(1)
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じん切り:あれば

・サフラン:あれば少々

・レモン:1/2個



 さて、作っていこう。まずは基本のチキンパエリアだ。本格的な作り方も出来なくは無いんだが、今回は一般家庭でもお手軽に出来るやり方で行かせてもらう……昔気まぐれで買ったパエジェーラが見つからなかった、ってのは内緒だ。

 まずは米だな。2合を普通にご飯を炊くように研いで、ザルにあけて10〜15分位置いて水気を切っておく。

「パエリアって日本のお米でいいの?」

「ん、なんでだ?」

「だって炒めるならタイ米とかの方がパラパラになるんじゃないの?」

「しおい、そりゃピラフとかチャーハンの場合な。イタリアのリゾットとかパエリアに使われる米は短粒種って呼ばれる米でな。むしろ日本の米の方が近い種類なんだ」

 タイ米に代表される長粒種だと粘り気が足りないらしいからな。米の水気を切っている間に、具材を刻んでいく。玉ねぎとにんにくみじん切り、パプリカは2cm角の角切りに。鶏肉は少し大きめのぶつ切りに切ったら、塩、胡椒をまぶす。

 フライパンにサラダ油大さじ1を引いて熱し、鶏肉を炒める。強火でしっかりと炒めて、焼き色が付いたら一旦取り出しておく。

 同じフライパンでサラダ油大さじ2を引いて熱し、玉ねぎとにんにくを炒める。玉ねぎが透き通ってきたら米とあればサフランを加え、全体に油が回るように炒め合わせる。

 コンソメキューブを熱湯600ccに入れて溶かし、スープを作る。広口で底の浅い耐熱容器に炒めた米を入れ、焼いた鶏肉、パプリカを散らしてスープを注ぐ。塩、胡椒を振ったら180℃に余熱したオーブンで30〜35分程焼く。汁気が無くなったら取り出して、全体をかき混ぜて水気を均す。皿に盛り付け、パセリを散らしてレモンを添えたら完成。
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