ガンダムW
1737話
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たのは、やはり宇宙の基地だろう。
地球でもそうだったが、宇宙ではどちらかといえば戦闘というよりも破壊工作という一面の方が強かったらしい。
アハトはこのD-120コロニーを占拠していたが、それはここが連合宇宙軍の本拠地という場所だったからこそなのだろう。
……もしくは、単純にアハトが手柄を焦って暴走したという可能性も捨てきれないのだが。
ともあれ、連合軍側としてはある意味予想外な結果となっている。
「……どう思う?」
「いや、何でそれを俺に聞くんだよ?」
事情を把握したセプテムが、何故か俺に尋ねてくる。
護衛として司令室の中にいる俺だが、実際には外部の傭兵組織の長でしかない。
であれば、今回の件を俺に聞いてくるというのは色々と問題があると思うんだが。
他にも参謀とかそういう連中がいるんだろうし。
「それでもだ。シャドウミラーという組織を率いる者として、現在の状況をどう思うのか聞かせてくれ」
この場合のシャドウミラーというのは、W世界で俺が率いているシャドウミラーの事ではなく、ホワイトスターの方にある本当の意味でのシャドウミラーの件だろう。
……いや、その表現だとこのW世界のシャドウミラーが偽物という扱いになるのを考えると、ホワイトスターの方のシャドウミラーは本隊と表現する方がいいか。
ともあれ、現在の俺が考えられる事と、原作知識から予想出来る事は……
「恐らくだが、トレーズは一大決戦を望んでいるんだろうな」
小さな戦いを繰り広げれば、それだけ連合軍もトレーズ派も戦力を消耗し、民間人に対しても大きな被害が出る。
国力という問題でも、それは同様だろう。
そうならないように、トレーズは原作でホワイトファングとの間に行われた戦いのように、一大決戦を望んでいるのだろうと予想は出来た。
それによって戦争の悲惨さを知らしめようとしている……のかどうかは、分からないが。
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