第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change8:覚悟を決めた至りし赤龍〜Fire rolling wheel〜
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ろに行ける?
自問自答してもその答えは出なかった。
それに覚悟…一体どうすればいんだ―――。
『どうやらまだ悩んでいるようだな兵藤一誠』
俺が再び考えている時に、またドライグが話しかけてきた。
「そうだよ。まだわからねぇんだよ。どうすればみんなを守れる力が手に入るか」
『おいおい、奴があんな大ヒントを与えたのにまだわからないのか?ここまで馬鹿となるとあきれるぞ、兵藤一誠』
うっせー、茶化しに来たら引っ込んでろ!!
『フン、まあいい。なら俺からも特別にアドバイスしてやろう』
まさかお前まで回りくどい言い方をするのか?
『まあ、聞け。俺から言える事はただ一つ。お前は仲間を守るために全てを敵に回す覚悟、そしてあとはお前がその守ろうとする意志だ。これ以上は奴に口止めされているんでな。あとはお前次第だ』
俺の皆を守ろうとする意志。そして『仲間を守るために全てを敵に回す覚悟』。
―――ッ!!そうか、わかったぜ!
俺ただシンと並びたい思いが強かった。
だが俺が力を望む理由は仲間を守りたい…。ただそれだけだったんだ。
だけどそれだけじゃ足りない。だけど仲間を守るためには自分自身が悪になることも覚悟しなきゃいけねい。
守るとはそういう事。
それに覚悟は自分自身に劇的な変化をもたらすこと。
俺は防壁外へと出るため歩き出す。
「イッセー?」
「イッセー君、どこに行くんだい!?」
「待ちなさいイッセー防壁から出ては―――」
皆が俺を止めようとする。しかし意外な人物がみんなを止めた。
「リアスたち待ちたまえ」
「サーゼクス様!!」
「今のイッセー君は何か覚悟を決めた雰囲気だ。なら今はイッセー君の好きにやらせたほうがいい」
「「「…」」」
皆が止まってくれた。
ありがとうございます。サーゼクス様。
俺は心でサーゼクス様に感謝しながら防壁外へと出て赤龍帝の籠手を出現させる。
『どうやら決まった――いや覚悟を決めたようだな兵藤一誠』
「ああ、今から俺の覚悟そして今の自分をこの時を持って超えてやるぜ!!!」
俺の周りに赤色のオーラが立ち上りそれが渦になっていく。
そして俺は叫ぶ自分の覚悟を。
「俺はみんなを守れる力が欲しい。この世界にあるありあらゆる脅威から守れる力を世界を敵に回しても守れる力を、そして――――」
俺は深呼吸をして叫ぶ。
「もう、シンに頼ってばかりじゃいられないんだ!!だから…答えろ俺のセイクリットギアァァァァァァッ!!!」
『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!』
俺の体に猛々しい赤色のオーラが集ま
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ