第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change8:覚悟を決めた至りし赤龍〜Fire rolling wheel〜
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・T・虎徹』まあ、コテツって呼んでくれ」
「は、はい…コテツさん」
なんか結構フラットな人だな。
「あ、それと一応先代の赤龍帝でもあるぜ」
「は、はい―――え?先代の赤龍帝……えぇぇぇぇぇぇぇ!!??」
え、どういうこと!?この人が先代の赤龍帝だと!!??え、なんで先代の人がこんなところに!!
いや、待てよ……確かドライグが神 器の中で誰かと話していたな。
もしかしてこの人と話していたのか?
だけど、なんで俺なんかに…しかも今の状況で一体……?
「どうやらお前さんをここに読んだ理由がわからないって考えているだろう?」
「え!?なんでわかったんですか?」
「いや、それはわかるさ。誰だってこうなったら十中八九そう思うぜ」
「は、はぁ〜」
「さて、そんなことは置いといて、本題に入ろうか兵藤一誠」
すると先ほどまで緩やかな表情だったコテツさんが、から真剣な表情になった。
「お前さん、自分が何もできなくって悩んでいるだろう?」
「ッ!!??」
俺が悩んでいたことが一発で見透かされてしまった。
「まあ、お前が悩んでいたことは俺はわかる。何せお前さんが『神 器』を本格的に覚醒させてからすっと見てきたからな」
……。
「まあ、お前さんが言いたいことはわかる。だが時間がないから手短にアドバイスしてやる」
時間がない。
確かに。こうしている間にシンやアザゼルさんは戦っている。
だが今の俺にアドバイスだけでどうにかなるものなのか?
俺は疑惑を浮かべながら聞いた。
するとコテツさんが俺の胸に人差し指を当てながら言った
「お前はすでに力を持っている。あとは兵藤一誠、お前がどのように覚悟してその力を覚醒させるかだ。」
「それは一体、何ですか?」
「あとは自分で考えるんだ、俺がすべて教えては意味がない。それにもうお前はとっくにその答えを知っている筈だ。あとは兵藤一誠、お前が考えていけ」
すると急に目の前に景色が薄れていく。
「ま、待ってください。俺は何も―――」
「さてここからはお前の覚悟の問題だ。気張れよ」
そしてまた俺の意識は何かに呑み込まれた。
―○●●●●○―
「戻ったのか」
再び目を覚ますと戦場と化している駒王学園の景色だった。
立ったまま目覚めたってことは恐れく俺は立ったままコテツさんさんと話していたのだろう。
―――。
『お前はとっくにその答えを知っている筈だ』…か。
俺は先ほどのコテツさんの言葉の意味を考える。
おれは一体どうすれば強くなれる。
どうすればシンと同じとこ
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