プリズンブレイク
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でしょ。割とシークレット扱いだったから、担当者が死んで資料がなくなっちゃうと、何にも分からなくなっちゃうんス」
「で、でもさっき俺の三つ名を…」
「名簿だけ、残ってたっス」
「…え、じゃ何、俺何やったか分からないのに200年以上拘束されてた人なの!?」
「そうなるっすね。よくわかんないけど、捕まってるんなら悪い奴だろうから現状維持、みたいな?」
―――そうなるっすね、じゃねぇよ!!!!
…その後の事はよく覚えてないんだが、俺は膝から崩れ落ちて泡吹いてこん睡状態になったらしい。
後日、俺とテパクグの共通の知り合いが割とすぐ見つかり、その証言で俺が随分前の政権における政治犯だったことが立証されて、258年過ごした四畳半から解放されることになった。
無駄にドラマティックな脱獄されたせいで『テパクグさん』との約束を信じて律儀に待ち続けてしまった俺も俺だし、テパクグは結果的には約束を守ったわけだが。
どうにも何かが納得できない俺がいる。
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