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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
71稀人
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、功徳を積む行為として歓迎されると思っていた。
 しかし腐った宗教家が肥え太って、心まで醜く綺麗事だけを言う僧侶を金糸銀糸で着飾らせ、寺院を汚らしく飾って、さらに巨大な神像でも青銅や金属で立てて金箔を貼り、地域の住民を金アマルガム抽出法の水銀で汚染して、救うはずの人民を神像が重金属中毒で苦しめた奈良の大仏のような呪われた存在など、冗談にもならない出来事もあったが、それらも神罰の一環だと思わされた。
「どこかの馬鹿な指導者が、落とされて来た人間の魂を見て鳴く、天の使いと思われる動物に向かって「穀物を食い荒らすスズメは人民の敵だ!」と宣伝して、農民や軍隊まで出動させ、田畑に現れるスズメを狩り尽くした。どうなったと思う? スズメが狩るはずだった小さな虫が死なずに大発生、あらゆる場所で草も木も枯れ果てて、二千万人ほど餓死した。どうにか生き残った連中も、土や虫を食べて、自分の子を食べるのは忍びないので、近所の子と替えて食って生き残るような地獄になったらしい、はははっ」
「自分の子を? なんとおぞましい」

 農業政策の失政は多く、ソビエトから北朝鮮に来た農業指導団や軍事顧問を捕らえて「金を寄越せ、ウェハハハハ」とやらかした頭が壊れた民族もいて、善意で農業指導して、軍事力強化のために派遣した顧問を、いつも通り「ウリを侵略しに来て、農政を失敗させて餓死させる悪魔」と思い込んだようで、捕らえて金を奪って国外追放にしたらしい。
 あまりの愚かさに宗主国ソビエトから見放されて「お前達とは永久に手を切る」と宣告され、さらに愚かさが過ぎる「チュチェ思想」が、農業のノの字も知らない政治指導者から指示され、作物が一切育たず穂を付けない密植を指導し、当然のように作物が育たず餓死者続出、それでも下部組織を責めて「将軍様の言う通りにしないから」と餓死者を責める地獄が繰り返されている。
 アメリカから貰ったトウモロコシの粉も固形食(ドッグフード)も軍隊が独占して、横領されたものだけ市場で売られている。
 もちろんいつもの人肉の塩漬けなども、人気商品として流通している、絵に描いたような地獄が、この世に現出しているらしい。
 そのソビエトも「故意」でウクライナ人を清掃(クリアランス)するために、穀物の収穫が失敗するようにして、約1400万人餓死したと記録されている。現在のウクライナ人の大半は、スラブ民族である。
 知的階級の失敗では、「諸葛孔明もまた書生であった」と言われるように、温暖な蜀の地から持ち込んだ麦は、北方の魏の国では穂を付けず、秋になって食料が足りず敗走した故事もある。
 穀物は戦略物資であり、冷戦中ですら取引が行われていて、ソビエトもガスのパイプラインを止めずにヨーロッパに供給し、ガスと交換するように輸出入されていたが、アメリカで飢饉が起こった時、レーガンにモラ
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