第46話<Hey、提督ゥ>
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」
金剛……聞いたことあるぞ。
「比叡が、いろいろ世話になったネ」
いや、してない。
「いま周りの皆、ダメージマックスで足遅いネ。そっち着くのは少し待つネ」
元々軽い感じの無線機の音声が更に薄っぺらくなる。
「いや、慌てなくて良い。ゆっくり戻って来い」
つい返事をしてしまった。
「イエース!」
……軽いな。秘書艦が珍しく苦笑している。
しかし、この金剛という艦娘には、妙に反発心が湧くのはなぜだ? さすが比叡の姉か。
祥高さんが続ける。
「神戸から着任の金剛です。軍令部からの指示ですが比叡のお姉さんに当たるとか」
比叡と同型の戦艦か……まてよ。それは、つまり足が速いということか?
祥高さんが補足する。
「火力、速力、防御力、全てにおいてバランスが取れています」
「なるほど、それは心強い」
だが私はふと隣に居る日向を見て山城さんを連想した。
「山城さんが、また落ち込まなければ良いけどな」
そう、さっきの龍田さんの説明じゃないけど山城さんって火力はあるけど基本的な足が遅いのが弱点だ。
(おまけに性格に難が……それは良いか)
すると急に日向が応えた。
「山城さんなら大丈夫です、司令」
「え?」
そのとき無線機に、また別の通信が入った。
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