戦闘校舎のフェニックス
レーティングゲーム開始
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「よし!」
旧校舎の前で俺は気合を入れた。
横には小猫ちゃん。次の作戦のパートナーだ。
『いい、イッセー、小猫。体育館に入ったら、バトルは避けられないわ。くれぐれも指示通りに』
「「はい」」
『裕斗。準備は良い?』
「問題ありません」
『朱乃は頃合いを見計らってお願いね』
「はい、部長」
全員の確認を取ると部長が言う。
『作戦開始! 私の可愛い下僕たち。相手は不死身のフェニックス家の中でも有望視されている才児、ライザー・フェニックスよ。さあ! 消し飛ばしてあげましょう!』
『はい!』
返事を返し駆け出し俺と小猫ちゃんは体育館に向かう。
正面からは新校舎と繋がっているため、そっちからは入れない。侵入がバレるからな。体育館の裏口から侵入を試みる。そこへ向かい、扉のノブを回すとカギが開いていた。
中に入ると、小猫ちゃんが言う。
「すでに体育館にいます。人数は四人」
! 思わず足を止める。小猫ちゃんの方を見ると猫耳と尻尾をだしていた。
殺人的な可愛さだ! メチャクチャキュート!・・・じゃなくてッ!
「分かるの?」
「はい。仙術の一部を開放していますから、気の流れで把握できます。さすがに詳細までは分かりませんが・・・」
そこまで言うと、明かりがつき声が響く。
「そこにいるのは分かっているわよ。グレモリーの下僕さんたち」
向こうも気づいてるならこそこそする必要はないな。
俺と小猫ちゃんは壇上に現れる。体育館にはライザーの下僕が四人。
チャイナドレスを来たお姉ちゃんと双子。それに、俺を吹き飛ばした童顔の女の子
「戦車さんと・・・やたらと元気な兵士さんね。ミラに瞬殺されたけど」
「あの子がミラって子か」
「ミラよ。属性は兵士」
「私は戦車の雪蘭」
「兵士のイルでーす」
「同じく兵士のネルでーす」
兵士三、戦車一か・・・こっちも兵士と戦車だが数も倍も違う。
だが、作戦のため激突は避けられない。
「ブーステッド・ギア、スタンバイ」
『Boost!!』
籠手から音声が発し、倍加が始まる。やるしかねぇ!
「私は戦車を・・・イッセー先輩は兵士をお願いします。最悪、逃げ回るだけでも」
「俺の心配しないで良い。勝算はあるから・・・よし、行くぜ!」
俺と小猫ちゃんは壇上から飛び出し相手と対峙する。チャイナドレスのお姉ちゃん、雪蘭は中国拳法っぽい構えを取り、ミラが棍を回し構える。
脳裏でミラに吹き飛ばされた苦い記憶がフラッシュバックする。もう負けたくない!
最後に双子、ネルとイルがバックから小型のチェーンソーを取り出し・・・って、チェーンソー!?
-ドル、ドルルルルルルル
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