戦闘校舎のフェニックス
レーティングゲーム開始
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よ」
『両陣営、転移された先が本陣でございます。リアス様の本陣が旧校舎、オカルト研究部部室。ライザー様の本陣は、新校舎学長室。よって兵士のプロモーションは、互いの校舎内に侵入を果たすことで可能となります』
ライザーの兵士は八人。全員にプロモーションされて女王に変化されたら手のつけようがない! 前途多難だな。
「全員、この通信機を耳につけてください」
朱乃さんがイヤホンタイプの通信機を配る。
それを耳につけながら部長が言う。
「戦場ではこれでやりとりをするのよ」
これで離れた場所から命令を受けたりするのか。壊さないようにしなくちゃ。
『それでは、ゲームスタートです』
チャイムが鳴り響く。開始の合図か。
こうして俺たちとっての初、レーティングゲームの狼煙が上がった。
棟夜side
リアス達が転移した後、俺はグレイフィアさんの後をついていき視聴覚室にいる。そこでは複数のモニターにゲームの進行が映し出されていた。
ゲームが始まると、リアスは机に地図を広げ作戦を練っている。対するライザーは何もすることがなく、下僕の体を触っていた。
『お前らには軽すぎる仕事だが・・・遠慮はいらん、徹底的に潰せ。あの紅髪のお嬢様のプライドをへし折ってやらねば、こんな茶番になんの意味もない』
・・・本当にムッかつく野郎だ。一誠たちは必死の覚悟でこのゲームに挑んでいるのに。
下僕が学長室を出て行くと、ユーベルーナは残り魔方陣を出現させ戦場の様子をライザーと見る。
「ムカつくけど、ライザーの実力は本物にゃ」
猫姿の黒歌も毛を逆立て、怒りを露にしている。
落ち着かせるように背を撫でる。
「まぁ俺たちが怒っても仕方がない。一誠たちに任せよう」
「にゃ」
リアス達を見ると、木場と小猫がトラップを森に仕掛け、朱乃は空と森に幻術をかけていた。部室に残ったのは一誠とアーシア。
部長は一誠に近くに来るよう呼ぶと、頭に手を置く。すると、一誠は自分の体に変化があったようだ。
『あなたが転生するのに、兵士の駒を八つが必要だったということは、話したでしょう? でも、転生したばかりのあなたの体では、まだその力に耐えられなかった。だから、何段階に分けて封印をかけたの・・・今、それを少しだけ開放させたわ。あの修行は、ブーステッド・ギアとこの力に耐えられる強靭な肉体が必要だったの。まだまだ足りない部分はあるけれど』
なるほど。あの修行は一誠が本来の力に耐えられるためにか。一誠だけ以上に過酷だと思ったが・・・。
『良いことイッセー、相手が女の子だろうと必ず倒すのよ? 手加減しちゃダメ。あちらは手加減なんてしないのだから』
そう言うと朱乃かた連絡が入り、作戦を伝えた。
一誠side
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