暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D/EXTELLA
戦闘校舎のフェニックス
レーティングゲーム開始
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ィールドに転送されます」

 「戦闘用フィールド?」
俺の疑問に朱乃さんが答えてくれる

 「ゲーム用に作られる異空間ですわ。使い捨ての空間ですから、どんな派手なことをしても大丈夫。うふふ」
は・・・派手、ですか? 朱乃さんの笑みを見て背筋に寒気が走る。
ま、まぁそれは置いといて、このゲームに参加する前に疑問があった。

 「あの、部長」

 「何かしら?」

 「部長にはもう一人、僧侶がいますよね? その人は?」
部長はアーシアを悪魔へ転生させる前に言った。すでに自分には『僧侶』がいると。
他の任務があるから遠いところにいるって話だけど、この大事にいないってのはどうなのか?
俺の質問を受けると、俺とアーシアに悠以外のメンバーの様子がおかしかった。何だか腫れ物に触れてしまったような感じだ。空気がガラリと変わって一様に口を閉じた。

 「残念だけど、もう一名の『僧侶』は参加できないわ。いずれ、そのことについても話すときがくるでしょうね」
部長は俺に目線をあわせず言う。
何やらわけありのようだ。この話題はここまでにしておいたほうが良いかもしれない。でも、主の大事なゲームを放り投げてまでやっていることはなんだ? 疑問は尽きない。

 「今回のレーティングゲームは両家の皆様も他の場所から中継でフィールドでの戦闘をご覧になります」
マジか。見られるの? 高みの見物か。いいご身分ですな、上級悪魔の親御さんは。って、部長の親御さんも見ているのだから、無様な姿は見せられないな。

 「ちなみにこの戦いは、魔王ルシファー様もご覧になられますので、それをお忘れなきように」
魔王! 魔王様が!? うっわ、緊張するな。悪魔のトップが見ているなんて、それだけ注目されてんだ、この試合!
と、部長が心底驚く様子を見せる。

 「・・・そう、お兄様が直接みられるのね」
え? 俺は自分の耳を疑った。いま、部長はなんて言った? お、お兄様?
俺は疑問に感じ、手を上げながら口を開く。

 「あ、あの、いま、お兄様って・・・。俺の聞き間違いでしょうか?」
だが、木場はさらりと答える。

 「いや、部長のお兄様は魔王様だよ」

 「「ええッ!?」
俺とアーシアは驚いた!

 「魔王ッ!? 部長のお兄さんって魔王なんですか!?」

 「ええ」
即肯定する部長。
マジですか! マジで!? いや、待てよ。でも部長はグレモリー一族だよな。魔王様方のお名前と違う気がするんだけど・・・。
ルシファー、ベルゼブブ、レヴィアタン、アスモデウス。どの名前にも当て嵌まらないぞ?

 「部長のファミリーネームと魔王様方のお名前が違うから、混乱してたりする?」
木場に心中で思っていたことを言い当てられる。不愉快だが、まさにその
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