戦闘校舎のフェニックス
合宿後半
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いく力に耐え切れなかったからだ。
「あなただってちゃんと修行の成果が現れているのよ・・・始め!」
「いくぞ、ブーステッド・ギア!」
『Explosion!!』
再び音声が発すると、一誠から力の波動が溢れ出る。
「あれは?」
「あの音声によって一誠は一定時間、強化された力を保ったまま戦うことが出来るのよ。裕斗」
木場が神速の速さで、その場か飛び上がり頭部へ攻撃を仕掛けるが、瞬時に腕で防ぎ蹴りを放つ。木場が躱した所でリアスが一誠に指示を出す。
「イッセー! 魔力の塊を撃つのよ!」
籠手に魔力を集中させると、米粒程度の魔力が手のひらに現れた。相変わらず小さいな・・・。
迫り来る木場に向かい撃ちだすと、米粒程度だった魔力が巨大化した!?
デケェ!・・・これが籠手の倍加によってパワーアップしたのか。
でも当然、木場は簡単に躱すよな。魔力の塊は隣の山にまで飛び・・・。
−ドッゴォォォォォォォォォォンッッ!−
巨大な爆発がおき山の一部を消し飛ばした。
とんでもねぇ一撃だろうけど、これだけの魔力を打ち出したら・・・。
「これが・・・俺の・・・力」
「イッセーさん!」
一誠は両手両膝をつき荒い息をする。
「流石に力尽きたみたいね。裕斗、どうだった?」
「はい。正直驚きました。実は、最初の一撃で決めようと思ってたのですが、イッセー君のガードが固すぎて崩せませんでした。魔力で木刀を覆って強化してたのですが、この有様です」
木場がみんなに木刀を見せると、木刀が半ばから折れた。修行前とは比べ物にならないな。
「イッセー、あの一撃は上級悪魔クラス。当たれば大抵のものは消し飛ぶわ」
「マジっすか!!」
リアスやライザーと同等の一撃か・・・でも魔力が低い一誠じゃ、よくて数発が限界だろうな。
「基礎を鍛えたあなたはの体は、莫大に増加していく神器の力を蓄えることの出来る器となったわ。現時点でも力の受け皿として相当なものよ。・・・あなたはゲームの要。おそらく一誠の攻撃力は状況を大きく左右するわ。私たちを、そして何より自分を信じなさい。そうすれば、イッセーも私たちも強くなれる。勝てるわ!」
「あなたをバカにした者に見せ付けてやりましょう。相手がフェニックスだろうと関係ないわ。リアス・グレモリーとその眷属がどれだけ強いのか、彼らに思い知らせてやるのよ!」
『はい!』
全員が力強く返事をする。
決意を新たに、結束を深め合い修行は順調に進み無事に終わる。
そして、決戦当日を迎えた。
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