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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0076話『由良の改二改装』
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へと呼んだ。
しばらくして、

「提督さん! 夕立含めた二駆の面々やってきたっぽい!」
「提督? このメンツを集めたって事は…そう言う事よね?」

夕立が元気にやってきて村雨が少し誘惑も入ったような言い方をしてきたので、

「ああ。由良改二が決定されたので第四水雷戦隊編成任務の事も含めてこのメンバーを集めさせてもらった」
「やっぱりですか! 由良さん、きっと喜びますね!」
「そうですね五月雨さん」

五月雨と春雨がそれで互いに由良の改二の件について色々と語り合っていた。
もう自分の事のように四人はそれぞれ嬉しがっている。
特に顕著な反応をしているのがやはり夕立だ。

「ぽいっ! 提督さん、もう由良に渡すケーキも準備が出来ているっぽい! 早く由良を執務室に呼びましょう!」
「そうだな。それじゃ由良を呼ぶとしようか」

それで少し遅れて私は次は由良を執務室へと呼んだ。
しばらくして由良も執務室へと少しそわそわしながら入ってきた。

「…あの、提督さん。由良をお呼びでしょうか…?」

どこか由良の表情が硬い。
おそらく緊張しているのだろうね。
自身の改二情報が来るのだから当然か。
それで私が口を開く前に夕立たち二駆の面々が由良が執務室に入ってきたと同時に、

「由良! 改二発表おめでとうっぽい!」
「「「おめでとうございます!」」」

夕立の嬉々とした声の後に三人も負けじと続いていた。
それで由良は四人が先に執務室にいるとは思っていなかったために、

「夕立…それにみんなも。由良の事を待っていてくれたの…?」
「っぽい! 由良を驚かそうと事前に提督さんと話し合っていたっぽい!」
「ま、由良さんの事なんだから当然よね? 我が事のように嬉しいわ」
「はい! 由良さんおめでとうございます!」
「まだ準備は終わっていませんが祝賀会では春雨も料理を作らせてもらいますね!」
「そう言うわけだ。由良、改めて改二決定おめでとう」

最後に私もそう告げると由良は少し涙目になって、少しして笑顔を浮かべながら、

「提督さん…みんな、ありがとう…」

由良の心からの感謝の言葉を受け取った。
それで私達は揃って笑みを浮かべあう。
望んでいた展開だけに嬉しさも一塩なんだから。

「それじゃ由良。さっそくだが改装室へと向かおうか。今頃大淀が改装設計図を準備して待っているぞ」
「わかりました。由良、張り切って改二になります!」
「由良ー! その意気っぽい!」

それでみんなして改装室へと向かうとそこには大淀と明石以外にも夕張も待っていた。

「由良…。改二おめでとう。私からも言葉を贈らせてもらうわ」
「夕張…、ありがとう」

それでもう感極まったのかポロポロと涙を垂らす由良の姿
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