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提督はBarにいる。
肉+夏野菜で夏を乗り切れ!・その4
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て混ぜ、更に炒めていく。

 カレー粉の香りが立ってきたら、ナンプラー、オイスターソース、中華スープの素、砂糖、水を加えて軽く煮詰める。水溶き片栗粉を加えてとろみを付けたら、ナスとピーマンを加えて混ぜれば完成だ。賄いメニューだから手早く出来るのも魅力だな。慣れてくれば15分位で出来るぞ。



「さぁ出来たぞ!特製中華風キーマカレーだ」

「おぉ〜!」

「これは間違いなく美味しいわね!」

 さて、こっからは俺はお邪魔虫だからな、とっとと退場させてもらうぜ。

「あら、どこ行くの提督」

「あ?便所だ便所。ついでにヤニ切らしちまったから、買ってくらぁ」

 足柄にそう言い残し、店を出る。そしてすかさずある人物に電話。





 数ヵ月後、とあるホテルの大広間。俺を含め、多数の艦娘が着飾って終結している。皆が注目しているのはスクリーン、そこには、足柄と彼氏君が映し出されている。

「足柄さん……いや、足柄」

「え、どうしたのよ急に?改まったりなんかして」

 彼氏君、ここで右ポケットから小箱を取り出した。当然『アレ』だよなぁ?

「え、嘘。これって……」

「うん。大分前から手作りしてたんだけどね?漸く出来上がったんだ」

 そこに収まっていたのは、ダイヤの指輪。そう、彼氏君は暫く前から足柄に渡す指輪を手作りしていたらしい。当然仕事が終わってからの作業だから寝不足と過労になり、作っているのを気付かれたくないが為に足柄を遠ざけた、ってワケさ。

「足柄さん、僕は貴女を愛しています。結婚してください」

「だって、私艦娘だよ?いつ死んじゃうか解んないし……」

「大丈夫ですよ、あの提督閣下が簡単に沈めるような作戦たてませんよ」

 当たり前だ、寧ろ足柄の発言が腹立つわ。

「それに、私貴方よりかなり歳上に見えるよ?」

「そんなの気にしませんよ、それにホラ、俺って草食系だから引っ張ってくれる姉さん女房の方がいいんです」

「ワガママ一杯言うよ?」

「もちろん、頼られてるみたいで寧ろ嬉しいです」

 それまで堪えていた涙が、足柄の目から溢れ出す。そしてこのタイミングで、荘厳なBGMが流れ出す。※ケッコンカッコカリのテーマを脳内再生してください

「お前の編集か、青葉」

「どうです?グッドタイミングでしょ!」

 えっへん!と胸を張る青葉。悔しいが、GJと言わざるを得ない。

「もう一度言います。足柄さん、僕と結婚してください」

「はい……よろしくお願いいたします!」

 足柄が号泣しながら返事をした所で、映像はプッツリと切れた。披露宴会場が再び明るくなり、ウエディングドレスを着たまま赤面し、まな板の上の鯉のように口をパクパク
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