54PTA会長
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
委員長会議が終わり、各クラスの委員長が退出して、関係者も青い顔したり赤い顔したり土気色のカラフル?な顔をして「こりゃ仕置確実だな」とか「草入りしてたのに災厄に気付かないで報告できなかったなんて…」とか「地面の下にこんなデッカイのが埋まってたなんて、フランス支部の奴らは何してたんだ?(ジャイアントロボ)」とか言いながら出ていく間、PTA会長の母と談笑する委員長。
「お母さん、この人?妖狐が電話で言った相沢君。この地域の伝承に残っている純血の妖狐って言われる稀人でね、本人にはそんな自覚全然ないのw」
結構高名な学者で、教授職とかしないでも著作だけでも十二分に収入があるのに、クソ面倒臭い教育者もPTA会長も請け負っている委員長の母。
突然午後休講にしても首は切れないし、そんなことをすると学生ごと大学も消えたり、補助金とか全部打ち切られてしまうのでできない。
娘と同じで仕事とか日常に何一つとして役にも立たない低俗なオカルトとか、UMA同然の妖狐なんかが大好物で、この地域の伝承とか一瞥しただけで永久に記憶できたので、可能な限り無駄なトリビアとかゴミ知識で貴重な脳細胞を無駄遣いするためにもガッツリ記憶していた。
「ええ、残念ながら知ってるわ」
既に知っている情報を伝えられたり、挨拶で時間を浪費するのは残念な事らしい。
「19年前の災厄ってね、相沢くんのお父さんが「愛する川澄さんのお母さん」を病気から救うために丘から降りてきてね、魂まで呼び合う二人で愛し合って救った後に無下に追い払われてしまって、その妖狐の男性が「一方的に片思いで大好きだった相沢くんのお母さん」と、「相沢くんのお父さんがちょっと好きで憧れてた」程度の秋子さんも丘から降りてこられて災厄を起こしたそうなのよ」
自分の惨状は電話で言ってしまったので「知らないエサ」を与えてみた委員長。
「そうだったの、伝承に咥え?られた話とは違うのね。呪いとか天の怒りとか怖い話のはずなのに、本当はそんなラブラブのピンク色満載のコイバナだったなんて…」
陶然とした表情で、色々と見聞きして知っていた災厄が、そんなエロエロ満載の恋愛話だったと聞き俄然興味が湧いて、娘の恋人とか純血の妖狐本人の秋子とかに挨拶もせず、本人達の目の前で失礼すぎる会話をしていた。ところどころ低俗なオヤジギャグのエロネタを混ぜ込む人物でもあった。
「あらゴメンナサイ、私がこの子の母です。貴方が娘の恋人…?じゃなくて「刻印の所有者」なのね?」
自分の娘が人外の化け物に犯し尽くされて、身体の全細胞と卵巣の中身に「妖狐の所有物」と刻印を穿たれて、祐一以外と交尾不可で妊娠不可のキズモノにされて孕まされた上に、娘からも昼休みに職場に電話が入って「お母さんっ!私、純血の妖狐の玩具にされて「愛情なんか存在しないのに」交尾
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ