暁 〜小説投稿サイト〜
マスコットじゃねーよ。
モンスター
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てる。

タッ!と机の上に立つ。 

「ん?なにしてんだ」

「なんだ、なんだ」

クラスメイトの注目が集まる。
さぁ言うぞ。

「ボクは来年はあの雄英高校に受験します!ボクは雄英に必ず合格してヒーローになって見せます!」

自分の突然の決意の気迫の前にクラスは沈黙。いきなり何を言ってるんだという空気。何となくの勢いってあるよね。うん、やって後悔した。 

尻尾と耳が垂れ下がる。

「「「キヤァァァー!!」」」

悲鳴が上がる。女の子から、
あ、ヤバイ。

「かわいい!!ヒーローになるより私の家にきてよ」
  
「衣武一ちゃんはヒーローなんかよりアイドルを目指すべきだと思うよ」

「モフモフ」

「ちょ!?やめ!?」

いやぁぁぁ!!セクハラ!!

「ヒーローと言うよりヒーローのマスコット…」

マスコット枠で悪かったね!?
と言うかミュウくん助けて!

くそぅ!くそぅ。『イーブイ』の姿はヒーローの道をも妨げるのか!

ぎゅ!!

ひ!し、尻尾はだめぇぇ!!

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