361部分:第二十九話 郭嘉、鼻血を出すのことその十二
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第二十九話 郭嘉、鼻血を出すのことその十二
「曹操さんの政治が上手くいっている証です」
「だからこそ我々もです」
「曹操様のところに来たのです」
郭嘉と程cがここでまた話す。
「さて、それでは今から」
「参りましょう」
こう話してであった。劉備達は二人に続く形で曹操の宮殿に入ったのであった。曹操は彼女達の話を聞くとであった。すぐにだった。
「あら、あの面々が来たのね」
「はい、そうです」
「劉備殿と関羽殿の一行がです」
曹仁と曹洪が主の座にいる曹操に対して報告していた。
「ここに来られました」
「どうされますか?」
「それで人材も来ているのね」
曹操がここで言うのはこのことだった。
「そうだったわね」
「はい、そうです」
「その通りです」
また言う二人だった。
「ではやはりここは」
「会われますか」
「勿論よ。人材がいるならね」
悠然と笑って返す曹操だった。
「会わない道理はないでしょ」
「そうですね。それではです」
「その二人を」
「あっ、待って」
ここでだ。曹操は曹仁と曹洪を呼び止めた。
「関羽もいるのよね」
「今述べた通りです」
「関羽殿も来ておられます」
「そう、わかったわ」
それを聞いてだ。悠然と笑う曹操だった。
そうしてである。曹仁と曹洪は劉備達のところに来てだ。関羽に話すのであった。
「関羽殿、華淋様が御呼びです」
「おいで頂けますか」
「私もなのか?」
「はい、そうです」
「是非にというのですが」
「ふむ。曹操殿が」
関羽は曹操の名前を聞いてだ。不安を感じる顔になっていた。
「何かな」
「あっ、それは御安心下さい」
「華琳様は無理強いはされない方です」
二人はそれは保障したのであった。
「関羽殿がそうしたことを望まれない限りはです」
「されませんので」
「そういう方なのはわかっているがな」
それでも不安を隠せない関羽だった。
「ううむ、どうするべきか」
「関羽さんが不安なら」
ここで言ったのは劉備だった。
「私も一緒に行く?」
「劉備殿が?」
「曹操さんは悪い人じゃないけれど」
劉備もこのことはわかっている。前に会ったその時に感じ取ったのである。
「それでも関羽さんが一人で会うのが不安なら」
「来てくれるのか?」
「それでいいですか?」
劉備は曹仁と曹洪に対して問うた。
「私も一緒に来て」
「はい、いいですが」
「関羽殿御一人でとは申されていませんし」
二人は劉備に対してこう返したのだった。
「それでは劉備殿も」
「こちらにどうぞ」
「はい、わかりました」
劉備は二人の言葉に笑顔で応えた。そうして関羽と共に案内される場所に向かうのだった。そうしてその案内された場所とは。
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