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転生とらぶる
ガンダムW
1735話
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、シャドウミラーというのはどういう意味を持つのか……ロームフェラ財団に所属していたのなら、その辺りは十分に理解している筈だ。
 もっとも、こうして堂々と姿を現した以上、アハトも俺達を敵に回すというのは覚悟の上だろうが。
 だが……逆に言えば、アハト以外の面子は俺達を敵に回すという事を、本当に理解しているのかどうか……
 この戦場にいる戦力はMDがメインらしいが、先程のノベンタの言葉でも動揺してMSの操作を誤った奴がいた。
 それと同様に、俺達シャドウミラーを敵にするという事の意味を、こうして向き合って初めて理解したトレーズ派の者達も決して少なくはないだろう。
 D-120コロニーにいた連合軍の兵士なら、シャドウミラーとの模擬戦は間違いなく体験している筈だ。
 それだけに、自分達とシャドウミラーの間にはどれだけの戦力差、実力差があるのかは分かっている筈だ。

『行くぞ』

 そう告げ、真っ先にアルトロンガンダムが前に出る。
 そんな五飛の機体を援護するように、俺はツインバスターライフルのトリガーを引く。
 放たれたのは、巨大なビーム。
 コロニーですら一撃で破壊出来るだけの威力を持つビームが、アルトロンガンダムに対してトーラスカノンを撃とうとしていたトーラスを纏めて呑み込んでいく。
 ビームが消えた後、そこに残っているのは……溶けた金属の残骸のみだった。
 トーラスカノンは威力が高い武器だし、出来れば回収したいところなんだが……まぁ、そこまで無理をする必要はないだろう。

『ふん、余計な事を。だがまぁ、感謝はしておく』

 映像モニタに五飛の顔が映ったと思うと、それだけを告げて通信が切れる。
 ……男のツンデレって、誰が嬉しがるんだろうな。
 いやまぁ、今はそんな事を考えていられるような余裕はないか。
 戦場に視線を向けると、そこでは俺と五飛のように綾子とデュオがそれぞれ行動している。
 ドーバーガンから放たれるビームにトーラスが撃破され、敵の前線に穴が開いたところにデュオのデスサイズヘルが突っ込んでいく。
 デスサイズヘルはほぼ近接戦闘用の機体だが、それはつまり近接戦闘においては他の追随を許さないことを意味している。
 ツインビームサイズが振るわれると、それだけでトーラスの胴体が上下に切断され、次々に爆発の光を生み出していく。
 勿論、背後から援護をしていた俺のウイングゼロと綾子のトールギスも、遠距離から攻撃をしているだけではない。
 遠距離攻撃以外にも、近接攻撃は決して苦手という訳ではないのだから。
 ……また、敵のMDがD-120コロニーを背後に位置取るようにしているというのも、こっちがツインバスターライフルやドーバーガンを使えなくなっている理由でもある。
 D-120コロニーを背後にしているとい
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