にわー
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ったのでなにも言えない。
「む、胸の大きさなんて関係なく……」
「正座」
見苦しく大男が言い訳しようとするも姉の言葉に即座に地面に座る。この大男、主人公なのにマトモに喋れてない。正座へ移行する動作は趙子龍にも見えない無駄に超人染みた動作だった。
「さて、お説教よ」
外見は世紀末な大男。
しかし年齢的な実態はショタ。
体操服で半パンを履いてるようなショタ、ショタはお姉ちゃんから怒られると戦いた。
説教に怒鳴り散らす……なんて言う事はなかった。
桂花は優しいお姉さんなので説教は静かに始まる。
「先ず誤解で襲われたのは金桂が悪いことじゃ無いわよ。ワルいのは全面的にただ見ただけの情報で襲ってきた其所の痴女よ。だからね金桂は遠慮せずに倒せば良かったのよ。
武器を持って襲ってきた痴女を相手に容赦なんてしたらダメよ?金桂が強いのは知ってるけど万一の事だって有るんだからね。
まぁ、胸がデカイから、だけじゃなくて金桂が優しいから傷付けずに誤解を解こうとしたのは解るわ。
私と女の子には優しくするって約束もしてたしね。
けどね、自分で誤解が解けなかったなら私が居るんだし起こしなさい」
荀ケは良いお姉ちゃんなのか、怒鳴ったりせずに子供に聞かせる様にしっかりとしたお説教をした。
なんと言うのだろう……見てる分に精神的に来るものがとてもある説教だ。
「……金桂は寝てる私を起こしたく無かったんでしょう。けどね。大切な弟が襲われてる時に寝てるとか嫌だから今度は起こしなさいよ」
最後に大男に優しく微笑み撫でる。
誰だこれ、
幻聴が何処からか聞こえた。
「ふぅ、待たせたわね」
「い、いえ」
説教後には姉の椅子と化した大男。
荀ケに声を掛けられる趙子龍は借りてきた猫の様に大人しい。自分を打ち負かした相手を椅子にしてる少女に気後れしてる様だ。
「さて、次は貴女への説教ね」
「は?私にもですか」
「まさか聞きたくないなんて事は無いわよね?」
「き、聞かせていただきます」
趙子龍はさっきの甘々な説教を想定し後悔した。
「人を救うつもりぇ無実の相手を襲うなんて、たしか武人には観察眼が必要とか聞いた事が有るわね。人を見る目がない武人ってどうなのかしらね」
「ヌグゥァ」
始まるお説教、出だしからキツかった。
先程の説教が心配から出たお小言だとすれば、趙子龍にされたのは精神をへし折る罵倒。
「高名な武人だそうだけど良くもまぁ私の弟みたいな無手の相手に一方的に襲えたわね。」
「あ、もしかして途中から弟が悪くないとか気づいてたんじゃない?その反応、少しは気づいてて無視したんだ。……無視した理由もどうせ戦いたかったとかで
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