にわー
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
。サイズ差が倍はあるのに自身の弟だと言う。見た目から言えば大分違うが親子と言われた方がまだ説得力が有るだろう。
趙子龍達は少女の事を賊の巨漢に拐われた少女と考えていた。しかし目覚めた少女は巨漢の男を弟と呼んでいる。オマケに痴女と呼ばれた。
痴女は無視するとして、少女の反応からして誘拐や人拐いの類いの関係には見えない。少女の敵意は大男でなく痴女もとい趙子龍に向けられている。
つまり襲撃したのは……
「す、スマナイ!人拐いかと、私の勘違いだった」
本気で殺ろうとした趙子龍は男に頭を下げる。
謝罪を聞いて少女は目をさらに吊り上げた。
少女は弟の大きく暖かな背で寝ていたのに目覚めたのは硬い土の上、不機嫌に目覚めた。目覚めて見たのは弟の前で発情した白い服の痴女。痴女が可愛い弟を誘惑してるのだと考え即怒鳴った。
ただ謝罪からして目の前の白い痴女は何やらそれ以上の事をしてそうだ。
「ねぇ……ちゃんとなにをしたか話してもらえる?
ああ、先に名乗っとく方がいいかしら。私は荀ケ、弟は荀粛よ」
「私は……趙子龍という」
「たしか昇り龍とか言われてる人ね?
…そんな人が私の弟に何をしたのかしらね?」
「それは……そのですな…」
話を聞けば弟を荀ケを拐う賊と勘違いして痴女(趙子龍)が襲った。
更に痴女は何を考えたのか自身が負けたら身体を好きにして良いとスケベな提案。此方は大男の懇願する様な目を見られ、さらに趙子龍としても自分から言いたい事でないので隠す。
「へぇー……私の可愛い弟が人拐いに見えて襲ったんだ」
「本当に申し訳ない」
荀ケの不吉な声色の混ざった声に、武人である趙子龍が言い様の無い危険を感じる。そんな事がなくても趙子龍は自分が全面的に悪いので頭を下げた。
荀ケは冷たい目で見下ろしていたが、突然に矛先を変えた。
「…………そう言えば金桂?」
ビクッ!
先程から自分は木だと言いたげに一言も喋らなかった大男は姉の声に震える。姉が微笑んだ目を向けると見た目から判るほどにガタガタと震えた。
「ねぇ?襲われたのよね?
ならなんでこの痴女は倒してないの?襲われておいて胸が大きい相手だからって手を抜いたわね?」
胸と言う単語に羨、怨根が込められていたのは気のせいだろうか。荀ケの胸は某蜂蜜好きな幼女と比べるぐらいだと言おうか。
「そ、その手強くてです」
大男は嘘をつこうとした、が、世の習いかアッサリ弟の嘘はお姉ちゃんにバレる。
「金桂なら簡単に気絶ぐらいさせれるわよね?
庇うなんてやっぱり胸が大きいから?」
簡単に気絶。
「むぅぅ」
趙子龍に流れ弾。
武人のプライド的な部分にグサッとくる。
事実、手も足も出なか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ