ハイスクールD×D 革新のリアン 1
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子とジュースを用意しておいて。遊ばせて満腹にでもさせればすぐに沈むだろう。考えがゲスい?それが大人のやり方というものだ。あっ、オレ子供だった。何処でそんな知識を手に入れたって?父上の書斎の一番左の棚の辞書の左から三番目の本から。中身が辞書じゃなくて小説で、うん?どうかしたの、マリータ。母上に報告に行ってくるって?別に普通じゃないのか?兄上の部屋にも似たようなものがあったが。
兄上様の同僚のセラフォルー・レヴィアタン様の妹であるソーナ・シトリーとは予定通り手品とお菓子で満足させてぬいぐるみの海に沈めたことで仲良くはなった。なんだかんだでよく遊びに来るので手品のネタを準備するのに苦労している。このままではまずいと思い、他の者を用意しようとするのだが、冥界にはあまり娯楽と呼べるものが少ない。仕方ないので前世のボードゲームを自作して用意する。
何?似たようなものが人間界にある?というか豊富にある?よし、買いに行こう。まとめて買って手品の練習をせずに済むように。父上達に頼み、マリータに連れられて人間界に来た。う〜む、オレの前世はこの世界で言うところのWW2位の科学技術と魔術技術が色々と混ざっていたから、一概にどうとは言えないが結構発展してるんだな。そんなことを思いながらマリータに連れられて黄色い潜水艦の看板の店に入る。ガラスのショーケースにはトレーディングカードのシングル販売が行われているようだ。そちらには用がないのでお目当てのカード・ボードゲームコーナーに向かう。
小箱は直感で、大箱はじっくりと吟味する。中箱が一番判断に困るんだよな。悩んでいた所に店員さんから声をかけられる。
「僕、こういうゲームに興味がある?」
「うん、好きではあるよ」
「今、試遊会をやってるんだけど参加してみない?色んな人が集まって遊んでいるんだけど、どう?」
興味はあるんだが、大丈夫か?
「あ〜、マリータ?」
「旦那様と奥様が心配なさるかもしれませんが、1時間程度なら」
このやり取りに何かを感じ取ったのか、店員さんが少し離れてマリータと話す。マリータが上手く説明してくれたのか、店員さんに誘導されて試遊会が行われているフリースペースに向かう。試遊会を取り仕切っているオジさんに挨拶をして気になっていた中箱のゲームをやってみたいと言えば、参加者の一人が貸してくれたので何人かでプレイする。サイコロを振って出目によって自分の持っている物件からの上がりを手に入れて特定の物件を4つで購入することで勝者になれる。うむ、買いだな。
他にオススメのゲームを聞いてみればトランプのように複数のゲームが楽しめるカードを紹介された。とりあえず一番簡単なルールでプレイする。全員がカードを1枚持ち、合図と同時に表向ける。カードには複数のマークが
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