暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第600話】
[5/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ひらを向け、其処に火の粉が集まり、凝縮された超高熱火球となる。
「『ミステリアス・レイディ』の《アクア・ヴェール》では、私の《ソリッド・フレア》を防げない!」
言葉と共に放たれた火球――だがその火球は刀奈には届かなかった。
刀奈の目の前にあるイザナミの腕部パーツから形成されたエネルギーシールド――それらが刀奈を守った。
「ッ……新手!?」
ハイパーセンサーで周囲を索敵するスコール――だが周囲に反応はなく、熱線バリアーによって周囲に陽炎が立ち込めていた。
刹那、背後から受ける強烈な一撃――背部テールクローが破砕され、破片が海上に落ちていく。
立ち込めた陽炎から現れたのは――。
「クッ……有坂ヒルト……くん!!」
立ち込めた陽炎から姿を現したのはヒルトだった。
単一仕様【陽炎幻影】、姿を眩まし、ハイパーセンサーですら捉えられないステルス能力。
「俺の名前を知ってる……? 誰だ、お前」
刀奈を攻撃していたアンノウン――顔はフルフェイスバイザーで隠され、大胆に開いた胸元、靡く金色の髪と金と朱の装甲が特徴だった。
「ヒルトくん! その女は亡国機業実働部隊『モノクローム・アバター』リーダーのスコール・ミューゼルよ!!」
「……成る程」
射出されたイザナミの腕部パーツが天・伊邪那岐へと装着され、新たにギガンティック・マグナムを両手に形成。
両腕部可変展開装甲が組み替えられ、大神之神霧露同様にイザナミを媒体にしたギガンティック・マグナム改め【神を穿つ巨拳《焔火》】と可変展開する。
「数としては私が不利……でも!」
複数に形成した火球《ソリッド・フレア》を散弾の様に放つスコール――刀奈は回避機動を取る中、俺は焔火を構える。
其処からはただ速かった。
俺は拳を真っ直ぐ打ち出す、スナップを利かせたジャブ。
その速い打撃は無数の閃光を生み出し、散弾するソリッド・フレア事撃ち落としていく――否、撃ち落とすだけではなくその後ろに居たゴールデン・ドーンのプロミネンス・コートに突き刺さる。
阻まれる白亜の閃光――だが、流星の様に降り注ぐ無数の拳は突き刺さったプロミネンス・コートごと爆ぜる。
一瞬で消し飛ぶ熱線のバリア、だが流星は止まない。
シールドバリアーを突き抜け、ゴールデン・ドーンの装甲に突き刺されば爆ぜ、二発目を受ければ肩の装甲が破片を散らせた。
三発、四発、五発と突き刺されば制限の掛かっていないシールドエネルギーが削られていく。
回避すらままならず、幾重に降り注ぐ白亜の流星の雨は無情にもスコールの機体を光芒の中に沈めていく――。
「う
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ