暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第600話】
[4/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
――だが明らかに人っ子一人もいない。
「……どうなってやがる、乗組員は何処に……」
黒夜叉の機能を使い、陽人は艦全体を隈無く探す――交差する二人はヒルトとイーリス、セントラルルームに居るのは更識楯無――だがそれ以外の反応が全くなかった。
「……最初から誰も乗っていない? 或いは降りたのか……? ……有り得なくはないな、アメリカの潜水艦もありゃ、横浜にも艦はある。 なら何故俺に乗船許可が……?」
答えは見つからない――いや、もしかしたら……俺の提供した亡国機業、スコール・ミューゼルの情報が――。
その刹那、突如空母の何処かで大爆発が起きる――爆風の振動で揺れる船内、何があったかわからなかったが陽人は脱出の為に出ようとしたその時、黒夜叉に届いた秘匿回線から入ったメッセージ。
「チッ、こんなタイミングで――セントラルルームで情報回収に破壊……。 ……成る程、米国政府にも俺が疎ましい奴がいるからまとめて始末しようって奴か。 ……この命令はプレジデントの物だが、プレジデントは何も知らずって所か?」
舌打ちし、脱出する前に有坂陽人はセントラルルームへと向かった。
一方でヒルトとイーリスも空母の異変に戦いを中断。
「この揺れ……水の音……チィッ! 有坂ヒルト、直ぐに脱出準備だ! 空母が沈む!」
「空母が!? ……チッ、乗組員は――」
「それなら大丈夫だ! 生体センサーもサーマルにも感はない、無人艦だ!」
「無人艦!? じゃあ何故貴女はここに――」
「アタシは補給目的だ。 この後ハワイに戻らなきゃなんないんでね。 てか脱出するぜ、話なら後で聞く! それよりもISで脱出するが、一応此方側のIS部隊には事情説明しといてやるからな!」
空母の天井を突き抜けてイーリスは脱出した――ヒルトも迷わず、空母から脱出――既に日は落ち、空には満天の星空が彩っていた。
「親父は……いや、親父なら大丈夫だ。 刀奈は……無事か!?」
辺り一帯を探す――直ぐ様反応があった――だが、刀奈は誰かと交戦していた。
「今度こそ逃がさないわよ、スコール・ミューゼル!」
ほぼ修復が完了していた『ミステリアス・レイディ』を完全展開した刀奈は、周囲一帯にナノマシンを散布――周囲の海水から無数の水流弾を放った。
「無駄よ更識楯無。 貴女のISでは、私の『黄金の夜明け(ゴールデン・ドーン)』は倒せない」
機体周囲に張られた熱線のバリアが水流弾を遮断、蒸発させる。
「アハハッ! この程度の水では、この炎の結界《プロミネンス・コート》を破れないもの。 そして――」
言葉を続けながらスコールは刀奈に向かって手の
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ