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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第600話】
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行う。 ……容赦しねぇぜ、国家代表の実力、見せてやるよ!」


 身体に光の粒子が集まり、タイガーストライプ柄の【ファング・クエイク】を身に纏ったイーリス。


「Are you ready?」


 準備は良いかと言われて良くないと言っても意味は無いのだろう。

 負ければアメリカに――そうなれば皆に会えなくなる。


「I'm ready……!」


 返事をした俺は直ぐ様後方へ大きく宙返り――光が身体に収束し、天・伊邪那岐を纏う俺。

 口角を吊り上げて笑うイーリス――同時タイミングで瞬時加速を行い、格納庫で二機が激突した。


「ハッ! やるじゃねーか!」

「まだ始まったばかりだ、やるもやらないもないさ!」


 力押しで比べ合う二機――拮抗し、瞬時加速の衝撃が小さく近くの戦闘機を揺らす。


「オラオラッ! まだまだパワーはあるんだぜ!」

「こっちだってまだまだ余力はあるさ!」


 背部可変展開装甲がイザナミの可変翼とボディーを媒体として取り込み可変展開――二基の可変スラスターと並列スラスター八基が瞬時加速用に最適化されて可変――唸りを上げて押し込む。


「チィッ……何だ、このパワーは!? ファング・クエイクを遥かに上回るだと!?」

「まだまだァァァッ!! 呼応しろォォォッ、イザナギィィィッ!!」


 全スラスターが唸りを上げ、ファング・クエイクを抑え込む――完全にパワー負けしているファング・クエイクは壁へと追いやられた。


「チィッ! パワー負けしたならしゃあねぇ! 取っておき、見せてやるよ!!」


 一瞬だけ上回る個別連装瞬時加速で俺の頭上をとったイーリス。


「チッ! リボルバー・イグニッション・ブーストかよ!?」

「御明察! そらぁぁぁぁっ!!」


 個別にスラスターが瞬時加速し、多角的に格闘術を叩き込むイーリス。

 だが天・伊邪那岐の装甲から発せられるプラズマでエネルギーが削られていた。

 流石に国家代表は伊達じゃなく、エネルギーを確実に削ってきた。

 最後の個別連装瞬時加速――だが失敗したのか天井方向へと吹き飛び、叩きつけられていた。


「……どういう事だ?」


 国家代表が個別連装瞬時加速失敗?

 有り得なくはない、事実未来もエレンも失敗する――エレンに関しては聞いただけだからわからないが。

 天井に叩きつけられたイーリス、直ぐに床に着地すると――。


「まだ勝負は終わってねぇ!」

「チィッ!」

「逃がすかよ!!」


 二人の戦いが激化し、空母全体を揺らす戦いに――。

 一方の有坂陽人、空母一室一室誰か居ないかを探していた
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