ガンダムW
1734話
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にも言ってなかったか。
だが、まさかこの世界がガンダムWという原作からそんな呼び方をしているなんて風に言える筈もない。
ウイングガンダムから? いやいや、主人公機のウイングガンダムだが、実際に俺がウイングガンダムと遭遇したのはオペレーション・デイブレイクの時だ。
ウイングガンダムより先に、シェンロンガンダムに遭遇している以上、そんな言い訳が出来る筈もない。
だとすれば……
少し考え、結局俺は小さく肩を竦めてから口を開く。
「特に理由なんかないさ。適当にフィーリングからだよ」
「フィーリング……? それでW世界なのか?」
「ああ」
「他にV世界とか、X世界とかがある訳じゃなく?」
「そうだな。SEED世界とかマブラヴ世界、ギアス世界、マクロス世界……変わったところではネギま世界とかナデシコ世界とかもあるな」
「……なるほど。アクセルのネーミングセンスが色々と壊滅的なのは理解した」
「おい」
呆れた様子のハワードだったが、取りあえず話は誤魔化せたようで何よりだ。
それに俺のネーミングセンスが色々と壊滅的だというのも、決して間違っている訳じゃないしな。
「とにかく、話はこれで終わりだな。俺はもう行くからな」
そう告げると、ハワードの返事を待たずに影のゲートを展開し、そこに沈み込んでいく。
俺とハワードの話を聞いていた者達が、いきなり影に沈むといった信じられないような行動をしている俺を見て、大きく目を見開いていたが……魔法とか、シャドウミラーの真実についてとか、その辺りを一度きちんと全員に、しっかりと詳細に話しておく必要があるな。
他の組織の連中はともかく、シャドウミラーのメンバーは俺と行動を共にする以上、魔法とかを見て毎回驚くような真似はちょっと……
それと、ニーズヘッグも必要以上に使わない方がいいな。
下手にニーズヘッグを使っているのを見られて、それが原因でOZが妙な技術を得るなんて事になったら、色々と目が当てられない。
いやまぁ、既にピースミリオン防衛戦や、中東連合で行われた戦いでニーズヘッグの力の一端を見せてはいるんだが……それでも、情報とかは少ない方がいいに限るし。
そんな事を考えている間に、俺の姿はピースミリオンのブリーフィングルーム……ノベンタ達にシャドウミラーについての説明をした部屋に戻っていた。
「うおっ!」
いきなり影から姿を現した俺を見て、セプテムが驚きの声を上げる。
ノベンタやベンティ達も、声こそ上げていなかったが、驚きの表情を浮かべていた。
特にデルマイユなんかは、これ以上開かないといった程に目と口を大きく開けている。
「別に、そこまで驚くようなことはないだろ? お前達も影のゲートを使った転移は経験してるんだし」
「そうは言
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