ガンダムW
1734話
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それを見せるというのは、色々と不味いのは間違いない。
ましてや、MS技術云々と考えたが、ハワードを始めとした科学者達ならそこに使われている技術を幾らかでも入手出来たとしても不思議ではないのだから。
「ぬぅ……そうか」
だが、幸いハワードは俺の言葉をそこまで疑うような事はなかったらしく、呻くように頷く。
まぁ、普通のMSなら色々と違和感とかがあったのかもしれないが、ニーズヘッグの場合は見た目からして異形と呼ぶに相応しい姿をしてるしな。
特に背中にあるバリオン創出ヘイロウとか。
また、俺自身も転移魔法とか、姿を変える魔法とかを見せているし。
「まぁ、シャドウミラーの技術を見たかったら、このW世界が正式にシャドウミラーと国交を結んでから、ホワイトスターに来ればいい。そうすれば、多少の融通くらいは利かせるさ」
実働班の戦闘訓練とかは見せる訳にはいかないし、技術班の本拠地と貸している魔法球を見せるというのは論外だ。
だが……精霊の卵の訓練風景くらいなら、見せてやってもいいだろう。
まぁ、精霊の卵が使用しているのはウィンダムとザク系統だ。
勿論シャドウミラーの技術で改修されてはいるのだが、それはあくまでも内部の事。
ザクの方はともかくとして、ウィンダムは思い切りガンダム顔なだけに……この世界でガンダムを開発した連中がそれを見て、どう反応するのかはちょっと気になるが。
ただ、ガンダムの世界というのは、このW世界とSEED世界だけではない。
俺が知っているだけでも、他に幾つもある。
そうなると……まぁ、色々と面白い事になりそうな気がしないでもないな。
「ふむ、なるほど。……アクセル、その件についてはもういい。それより、もう1つ聞きたい事があるんじゃが」
「うん? まだ何かあるのか? こっちはなるべく早く中東連合の件とかをノベンタに知らせる必要があるんだが」
サンクキングダムはともかく、中東連合の方はカトル達を送っていったら、既に戦闘になっていた。
それに参加したのは俺の判断だが、現在のシャドウミラーは連合軍に雇われている外部の傭兵組織という位置づけなのだ。
力関係で言えば、決して連合軍の方が強いという訳ではなく……どちらかと言えば、雇われてやっているといった表現の方が正しいかもしれないが。
それでも、こちらとしてはその辺りの事情を話しておくに越した事はないのだから。
「いや、そう時間は取らせん。そこまで深刻な疑問でもないしの」
「……出来るだけ手短に頼むぞ」
「うむ。では、質問じゃ。お主はこの世界をW世界と呼んでおるが……それには何が理由があるのか?」
「……」
ハワードの言葉に、一瞬言葉に詰まる。
そう言えばこの世界をW世界と呼んでいる理由は、誰
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