暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
1章 魔法少女登場
なのは魔法少女になる
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なのははわたわたしながらフェレットを大事に捕まえた
「フガァ・・ゴフ」
黒い獣が木材と瓦礫を取り払いこちらを見た。
「と、とりあえず、ここから離れよう!」
「っ!? うん!」
そして、なのははフェレットを抱えたまま立ち上がり、黒い獣から距離を取るため走り出した。
「そ、その、なにがなんだかよくわかんないけど、一体なんなのっ!? なにが起きてるのっ!?」
「君には資質がある。――お願い、僕に少しだけ力を貸してっ!」
「し、資質って……?」
その言葉になのはは訳がわからず首を傾げる。
「――僕はある探し物のために、ここではない世界から来ました。
でも、僕一人の力では想いを遂げられないかもしれない。
……だから、迷惑だと分かっているんですが、
資質を持った人に協力してほしくて……」
そう話すと、
フェレットは腕の中から飛び降りた。
「お礼はします!必ずします! 僕の持っている力を、あなたに使ってほしいんです。――僕の力を、魔法の力を!」
「ま、魔法……?」
なのははまだきょとんとしていた
その時、
先ほどの黒い獣が上空から襲い掛かってきた。
なのはは間一髪のところで、
近くにあった電柱に逃げ隠れた
そして黒い獣の攻撃をやり過ごす。
「お礼は必ずしますからっ!」
「お、お礼とかそんな場合じゃないでしょ!?」
ユーノフェレットがそう言ってくるが、なのははそう言葉を返す。
電柱から少しだけ顔を出し、黒い獣を確認する。
落ちてきた拍子に壁にめり込んだようで、
壁から出ようともがいていた。
「ど、どうすればいいのっ!?」
「これを!」
首輪につけていた紅玉を口にくわえなのはに渡す
「温かい……」
「それを手に、目を閉じ、心を澄ませて、
僕の言うとおりに繰り返して」
なのはは言われたとおりに行動をした。
「いい? いくよ!」
「……うん」
「我、使命を受けし者なり」
「我、使命を受けし者なり」
「契約のもと、その力を解き放て」
「ええと、契約のもと、その力を解き放て」
なのはが契約の言葉を発していると
赤玉が脈動しているのをなのはは感じていた。
「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は天に」
どんどん紅玉は脈打っている。
「そして、不屈の心は」
「そして、不屈の心は」
――そして、二人の声が重なった。
「「この胸に!」」
「「この手に魔法を、
レイジングハート、
セットアップ!」」
『Stand by ready set up』
すると、
な
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