第22話
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を和解したメンフィルとしてもエレボニアの内戦は正規軍―――いえ、エレボニア皇家である”アルノール家”に勝利してもらう必要があるから、反乱軍である貴族連合軍を制圧できる力も無いエレボニア皇家に代わってメンフィルが介入するって事よ♪」
「そ、そんなっ!?エレボニアの内戦に他国が介入して、内戦を終結させてしまったらエレボニアの国際的立場は……!」
「間違いなく地の底に落ちる事になるだろうね…………」
「そ、そんな………」
「でも、内戦が起きた挙句内戦の最中に起こったメンフィルとの戦争で敗北して、和解する為に多くの領土とアルフィン皇女がメンフィルに差し出した挙句”ハーメルの惨劇”も公表するんだから、その時点で既にエレボニアの国際的立場は地の底まで落ちているような気がするけど。」
「フィー!言って良い事と悪い事の区別もつかないの!?」
レンの答えを聞いてある事を推測でき、表情を青褪めさせたトワの言葉に続くように重々しい様子を纏って答えたジョルジュの答えを聞いたエリオットは悲痛そうな表情をし、静かな表情で呟いたフィーの言葉を聞いたサラ教官は声を上げてフィーに注意した。
「あら、”西風の妖精”はよくわかっているじゃない。レンから言わせてもらえば、エレボニアの権威なんて第五条の件がなくても既にどん底まで落ちる事は決まっているのだし、もはや”国の威信”を気にする必要もないのだから、せめてエレボニアの民達の信頼を少しでも早く取り戻す為に、恥も外聞も捨てて内戦を確実に終結させる方法に頼るべきだと思うのだけど?」
「クッ………!」
「悔しいがある意味正論でもあるな………」
「それ以前に既にアルフィン皇女殿下がユーゲント皇帝陛下の代わりにメンフィル帝国がエレボニア帝国の内戦に介入する事を承諾する事も条約に含まれている和解条約に調印なさっていますから、もはやエレボニア帝国は今回の内戦にメンフィル帝国が介入する事を拒否する事すら許されませんわ。」
「シャロンッ!」
不敵な笑みを浮かべたレンの指摘に反論できないクレア大尉は悔しそうな表情で唇を噛みしめ、トヴァルは複雑そうな表情で呟き、静かな表情で呟いたシャロンの言葉を聞いたアリサは声を上げてシャロンを睨んだ。
「…………………レン君。メンフィルはどのような形でエレボニアの内戦を終結させるつもりなんだい?この条約書通りだと、”Z組”も関わっているようなんだが。」
重々しい様子を纏って黙り込んでいたオリヴァルト皇子はやがて口を開いてレンに質問した。
「ああ、その件ね。まずメンフィルがエレボニアの内戦を終結させる方法……―――それはエレボニアの内戦を終結させる為にメンフィルが選出した少数精鋭部隊ー――――”特務部隊”がアルフィン皇女
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