第22話
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」
「ちなみにその人は以前話した帝国各地の支部を爆破した猟兵団を叩き潰す為に力を貸してくれた”頼りになる助っ人”よ。」
「そ、そうだったんですか………って、もしかしてミリアムもその人の事を知っているのか?」
ガイウスの質問にトヴァルとサラ教官は口元に笑みを浮かべて答え、二人の話を驚いた様子で聞いていたマキアスはある事に気づいてミリアムに視線を向けた。
「当然知っているよ〜。何せその件でその人、ボク達”情報局”に滅茶苦茶警戒される事になったし。」
「お願いしますから、そういう事は口にしないでください、ミリアムちゃん……」
ミリアムの答えを聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中、クレア大尉は疲れた表情でミリアムに指摘した。
「話を戻すが……―――レン皇女殿下。何故、メンフィル帝国は和解条約に今回の戦争とは関係のない”ハーメルの惨劇”の公表を入れたのでしょうか?」
「うふふ、その理由も答えてあげてもいいけど、正直みんな信じられない理由だと思うわよ?」
アルゼイド子爵の質問にレンは小悪魔な笑みを浮かべてアリサ達を見回した。
「一体どんな理由なんだろう……?」
「………―――レン君、その”理由”をどうか私達にも教えてくれ。」
レンの問いかけにトワが考え込んでいる中オリヴァルト皇子は決意の表情でレンに訊ねた。
「うふふ、そこまで言うのだったら仕方ないわね。和解条約に”ハーメルの惨劇”の公表がある理由。それは………――――”空の女神”エイドスが”ハーメルの惨劇”を公表する事を望んだからよ。」
「…………………」
レンの答えを聞いたその場にいる全員は一瞬理解ができず石化したかのように固まったが
「ええええええええええええええええええっ!?」
やがて我に返ると多くの人物達が驚きの声を上げた!
「そ、そ、そそそそそ、”空の女神”って事は女神様がこのゼムリア大陸に降臨したんですか……!?」
エリオットは混乱した様子で声を上げ
「バカな……”空の女神”は確か………――――!レン君、”空の女神”が”今のゼムリア”に現れたのはやはり”彼女”が関係しているのかい?」
「ええ、そうよ。ちなみにアドルお兄さん達やナユタお兄さん達も”この時代”に来ているわよ♪」
「そうか……”彼ら”もこの時代に来ているのか…………ハハ……喜んでいいのやら、悪いのやら。」
「あの……殿下は先程のレン皇女殿下のお話で出て来た”空の女神”について何かご存知なのでしょうか?」
「………………!(まさか……空の女神は”時代を越えて来た”の!?)」
レンとオリヴァルト皇子の会話の内容が気になったジョルジュがオリヴァルト皇子に
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